あらすじ
『未承認国家』という言葉を耳にしたことがあるだろうか? これらの国は、どこの国にも承認されていないか、されていても、ごく一部の国にだけである。
また、未承認国家同士で承認しあっている場合もあり、仮にAという“国”が主権国家と自ら宣言したとしても、国際的な国家承認を得られているとはいえない。
はたして現在の未承認国家はどうなっているのだろうか。クリミア共和国や沿ドニエストル共和国と聞いても、まったくイメージが湧かないし、調べても情報は少ない。
だが、そこに住む人たちはどのように暮らし、国はどうなっているのか、興味は尽きない。本書は5つの未承認国家を巡った旅行記である。
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Posted by ブクログ
ただ単に未承認国家に行ってきただけなので、旅行客がざっと街並みを見た時のリポート程度の話でしかない。国の成り立ちや現状なども簡潔に挟まれているが、ネットで調べれば出てくるような程度の内容だ。
それでもリアルなリポートというのは単純に面白い。戦争の話というのはどこでもタブーなんだな。中途半端な知識で他国の人間から興味半分で尋ねられたり語られたりするのは確かに不快だろう。自分も南米で日本の戦争責任について偉そうに言われた時は何やコイツお前に関係ないやろ、って思ったもんな。