あらすじ
どんなものでもブランドにできる!
「ブランドって何?」と聞かれて、誰もが思い浮かべるのは、
iPhone、トヨタ、Google、ユニクロ、セブン-イレブンなどの
大企業が提供する商品やサービスでしょう。
しかし、どこにでもある、なんでもないもの、
とてもブランドになんかなりそうにないものでも、ブランドにすることは可能です。
軍手、タオル、キャンドル、印鑑、クリーニング店、保育園……。
本書には書名の通り「こんなもの誰が買うの?」と言いたくなるような、
ごくフツーの商品やサービスが、確かなブランドに育っていく過程が紹介されます。
では「ブランドになる」「ブランドにならない」を分けるものは何でしょうか。
それは、「世界観」と「共感」と「熱」です。
1人1台スマホを持ち、24時間つながりっぱなしの時代。
ものすごく狭いターゲットの、マニアックな商品でも、
1人のお客様にしっかりと届けば、
共感のウィルスが、エコシステム(ビジネスの生態系)を通じて、
無限に拡大していくのです。
本書は阪本氏の過去の著作、『もっと早く受けてみたかったブランドの授業』(2004)
『気づいた人はうまくいく』(2008)『共感企業』(2010)
『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く』(2013)等で
展開してきた考察を進化させ、
ソーシャル・ネットワーク時代の新たなブランド論として世に問うものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
★★★
今月1冊目
割と面白かった。
マーケティング以外にも色々な話が。
自分のブランドを確立するにはどうするか、私は従業員いないし個人ならではの事色々あるから強みにしてアピールしよう
Posted by ブクログ
この本を読んだからと言って明日からすぐヒット商品を生み出せるようにはなりません。さまざまな事例が紹介されており、読み物としてはオモシロイのですが、体系だった内容とは言い難いかな、と…。いわゆるマーケッター系の人の書く本はこういった傾向があり、思考もあっちこっち飛んでいるため、読みながら話題の転換についていくのが大変なことがあります。著者自身としてはさまざまなノウハウがあるのだろうけれども、それを本に書き著すのは(著者の属性による特性・傾向もあり)難しいのでしょう、と思ってしまいます。