【感想・ネタバレ】侵入者 自称小説家のレビュー

あらすじ

「殺人事件を被害者の遺族をキャストにした再現劇で解決しよう!」。自称小説家による異様な企ての結末は?

北区十条でクリスマスの朝に発見された一家4人の惨殺死体。迷宮入りが囁かれる中、まだデビューも果たしていない“自称小説家”塚田慎也のもとに、事件の遺族から調査の依頼を受ける。以前、彼が自費出版した未解決の資産家夫婦殺人事件のルポが目にとまり、白羽の矢が立ったのだ。
塚田が調査を進める中で見えてくる、二つの事件の奇妙な共通点。やがて塚田は、あるアイデアを思いつく。遺族をキャストに事件現場で再現劇を行い、犯人をあぶり出すそうというのだ。果たしてこの異様な試みの結末は!?
「自称小説家」の一人語りから、彼が取材した情報を元に書く「〔創作〕『サクリファイス』」という原稿、彼が前に書いた「〔ノンフィクション〕板橋資産家夫婦殺人事件」の原稿、そして、再現劇のシナリオ「脚本『侵入者――Pierrot』」と、様々なテクストが入り混じる、著者得意の叙述トリックが炸裂する。
大好評の折原一「○○者」シリーズ最新刊。狂気の再現劇の観客、それはあなたです。

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Posted by ブクログ

とにかく、自分の中で考察していくのが楽しかった。この人が犯人で、こうなって、ああなるんじゃないか、って推理して、ハズレて、の繰り返し。〇〇者シリーズが沢山あるとのことで、もっと読んでみたいと思った。
あらすじ、めちゃくちゃ読みたくなる文章で凄い、かっこいい。

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2023年12月29日

Posted by ブクログ

途中からオチが予想出来てしまったのが、ちょっと残念…
面白いと感じる人と微妙と感じる人の紙一重な感じだった。

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

実際の未解決事件二つをモチーフに作者が想像の翼を広げたミステリ。
一気に読まないと、こんがらがるのがこの作者の特徴。

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2017年10月04日

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