あらすじ
緊急出版! こいつは一体何者なのか?
ペックランド人民党中央委員会委員長・ジョンウインは、ミサイル実験の発射ボタンを押す作業に日々勤しんでいた。
そんなある日、ヤップランドから取り寄せたお話しAIロボットが届く。まるで樽のような体型のそれは、いきなりなれなれしい口調で話し出した。聞けば、自分は、暗殺された彼の異母兄、ジョンナム-ルだという。
一体これはなんの冗談か? と怒りを露わにしたジョンウィンだったが、次第に彼との会話を頼みにするようになっていく。
だがもちろん、何事もない日々がそんなに長く続くはずはなかった――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人の性格は役割によって与えられる。
有名なスタンフォード監獄実験では、受刑者役と看守役の役割によって実験はエスカレートして中止された。
彼の国の独裁者も、産まれながらに独裁者の役割を与えられ、その役割を演じ続けるために好き放題ミサイルをぶっ放すようになったのかもしれないし、
彼の国の大統領は、世界で一番エラいはずなのに自分の思い通りに事が進まず、自分の役割を果たしきれずにフラストレーション溜まって暴言を吐きまくっているのかもしれない。
与えられた役割を果たすために、性格を合わせて行かなければいけない。
独裁者にも、大統領にも悩みがあるのだ。たぶん。
ペックランドの独裁者ジョンウィンは今日もミサイル発射実験を視察していた。失敗の報告には責任者の処罰を指示をする。政権中枢の生殺与奪は文字通り彼のものだ。
敗戦後に経済成長が成功した隣国のヤップランドからAIロボットを極秘に入手させておいた。
多少、海外技術に知識のあるジョンウィンは説明書通りにロボットを組み立てた。
そして起動したロボットは、かつて暗殺した兄ジョンナムールの名を語り話し始める。
ロボットの不気味な顔が頭にちらついて離れず、ジョンウィンの日常生活に影響が出始める。
独裁者の心のうちなど誰にもわからないのだ。
それにしても朝にミサイルぶっ放してくれるのやめてもらえませんかね。
通勤に支障が出ておりますので。
Posted by ブクログ
これからって時に
終わってしまい?
えっ?っていう 消化不良感
結局aiは何だったの?
細かいツッコミはナシにして
気軽に政治的な話題が吸収出来て
有!