あらすじ
武田信玄や伊達政宗は美少年にラブレターを送っていた!?
歴史を変えた男と少年の秘密の恋
洋の東西を問わず、戦乱の時代に決まって栄えた少年愛。
死を賭して戦う戦士たちの側近くに控える、あるいは金髪の、あるいはブラウンの、あるいは黒髪の少年たち。
小姓、稚児、エローメノス、宦官、酒姫(サーキ)。
呼び名はさまざまなれど、それら美しい少年たちに戦士は何を求め、少年は戦士に何を与えたのか。
その答えを探して、古代ギリシャ、ローマ、中国、イスラーム、中世ヨーロッパ、そしてもちろん日本、時空も超えて飛び回る……!
WEBメディア「cakes」で累計100万pvを誇る話題のエッセイが待望の書籍化。
新進気鋭の歴史小説家が、世界中にあった男色を新たな視点で描く、もうひとつの世界史。
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Posted by ブクログ
黒澤はゆまさんの本がおもしろくてこれで3冊目です。
男性同士の恋愛が1つの嗜みとなっていた時代、そして衰退するまでが世界規模で書かれています。
相手に送ったラブレターまで公開されて偉い人は大変だなぁ…と。
それがまた情けなかったり恨みが深いものだったり。
そして黒澤さんのツッコミがいちいち秀逸すぎて思わず笑ってしまいました。
Posted by ブクログ
文明が成長する過程で、どんな土地柄や気候の国も女性を排除し男色が盛んになる時期があるのだなぁ。
人間特有のことかと思いきや、ゴリラにも同じようなオスのみのコミニティが生まれるというのがとても興味深い。
Posted by ブクログ
Twitterのフォロワー様から頂いたものです。
以前からおにショタ好きとして、この本が気になっていました。読んでみた感想ですが、元々おにショタ視点から気になっていたので大変満足です。
歴史に存在した大人の男と少年の関係性がびっしりと書かれていて、また男色の起源やおにショタ以外の青年×青年同士の関係性も濃く描かれており、根っからの腐女子の私からすれば満足以外の言葉はありません。
ですが客観的な文章ではなく、作者視点から描かれている感想的な文章も多いです。
私のようなおにショタ好き・単純に実在した男同士の関係を知りたいといった方にはおすすめの本かもしれませんが、これをなにかの参考にしたい・歴史書としての目的で買った場合は物足りないか、がっかりするかもしれません。
おにショタ好き・好奇心や興味から買うのを迷っているという方は、買っても損はないと思います。
最後に私はハドリアヌス×アンティノウス、ソクラテス×アルキビアデスが好きです。儚い美少年(美青年?)や耽美な美少年はいいですね。なんのことか気になった方は、この本を読んで頂ければ分かると思います。