あらすじ
子どもたちが、自ら考えて、自ら動けるようになる。
そのために、今日からできる私たち大人の関わり方。
一日一回の“問いかけ”によって、子どもが変わる。
家庭でのコミュニケーションに、学校の授業に、スポーツ指導に役立つ事例と秘訣が満載。
あの強豪チームや学校でも実践されている、しつもんテクニック。
「子どもたちにサッカーの指導をしているけれど、なかなかな効果があらわれない。」
「息子が野球をはじめたいと言うからチームに入れたのに、やる気が見られない。」
「なんでも親まかせ、他人まかせ。自分で考えて行動しようとしない。」
サッカーや野球といったスポーツに限らず、習い事や勉強など、
子どもたちのやる気を引き出すのは難しい……。
「どうしたら、子どもたちがやる気を出してくれるんだろう?」
実はこれは、数年前までスポーツ指導の現場にいた私自身の悩みでした。
課題を解決すべく、毎日子どもたちと向き合うも思い通りにはいきません。
そんな中、ある出会いと気づきが転機となりました。
「教えることをやめる。」
教えよう、教えようとしていた自分を変え、子どもたちに効果的な“しつもん”をする。
たったそれだけで、子どもたちの目が輝き出し、みるみる能力を発揮するようになっていったのです。
この本は、スポーツの指導者、コーチ、学校の先生や保護者の方のお悩みを、
七つの“しつもん”で解決していこうという本です。
教えることをやめるってどういうこと?
どうして質問で解決できるの?
質問と“しつもん”ってなにか違いがあるの?
この本を手にとってページをめくりはじめたばかりのあなたの頭には
?マークがたくさん浮かんでいると思います。
この本を通じ、その一つひとつにお答えしていきます。
(「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
子どものやる気を伸ばすには…、夏休みになると
つい気になってしまう子どもの行動。
『宿題早くやればいいのに…』『漫画を読むのは後でもいいのに…』
”○○すればいいのに”といつも以上に思ってしまいます。
『問いかけ』の仕方が違うのかな?
とあるサッカー指導者の著書から感じた疑問を
具体的にどうすれば解決できるのか分からずにいた時
著者に出会いました。
その時のトークがとても印象的で
著書にならないかな…と思って、本人にも『ぜひ!』とお願いしていたので
本著はとても印象深く読みました。
著書が定義する「しつもんのルール」は
失敗しても、成功しても、子どもの意見を尊重する基本となるもの
ついつい急いでいたりすると、
答えを出しがちですが、それを辞めるだけで
『しつもん』の引き出しを増やすことができることが
よーく分かります。
ぜひ、夏休みに一読の価値あり!です。