あらすじ
私が生きていることに、意味はあるのかな。かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。
※本書は二〇一四年十月に小社から刊行された単行本『11月のジュリエット』を、加筆・修正のうえ改題し、文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
自分が生きていることに意味はあるのだろうか。高校2年生の梅木優香は不時着した飛行機の中で考え続ける。表紙の綺麗なイラストで選んだが、内容はかなりハード。精神的に辛いシーンが続く。
修学旅行のために乗った飛行機に異変が起こる。毒ガスによって乗員が苦しみだし、ほとんどが死んでしまう。犯人は謎の青い花をを持った4人の男たち。その正体は未来から来た未来人だった。小学生の時に一度読んでいるが、彼らの目的や作中の陣内の立ち位置など、謎の部分が謎のまま終わっていてかなりモヤモヤする展開になっている。今回、昔よりも文章を読んできた状態でトライしても分からないところは明かされていなかった。面白いには面白いが、中盤まであまり進展せず、希望が見えない状態が続き、辛い時間が長かった。ラストもあまりしっくりこず、★3評価。
Posted by ブクログ
これはレビューを書くのが難しい。
SFのような近未来ファンタジー。
ある理由で飛行機がハイジャックされ墜落し、そこで繰り広げられるサバイバルゲーム。
生存者たちがひたすら痛めつけられ中々希望が見えず
辛い時間が続く。
ハイジャックした側はある目的のために事を起こしたのだが、それが何だかややこしい。
ラストも私はしっくり来ず、今ひとつな読後感だった。