あらすじ
高校進学を機に育ての親の元を離れ、生家に戻った『浅岡幹』。
多才で社交的な双子の弟・樹と常に比較され、根深い劣等感を抱えていたが、七つ年上の喬木一矢との出会いと恋とが、幹の世界を一変させた。
喬木の愛情と優しさは幹の頑なな心を溶かし、やがて幹は盲目なまでに喬木への信頼を深めていく。
幹にとってそれは、生まれて初めての、一生に一度の恋だった。
だが喬木の思惑は幹ではなく、かつて彼を手酷く振った少年、樹の上にあり同じ姿の幹を手に入れた今、喬木はまた樹にも急接近してゆき――?
ゲス男×健気男子の歳の差ラブストーリー
★単行本カバー下イラスト収録★
【電子限定で描き下ろしのショートストーリー8ページが収録されています。】
感情タグBEST3
匿名
イラつきMAX
今までに読んだ事のないほど、登場人物が皆クズ過ぎてムカつく😡⚡
加賀谷家の人達、優秀だからってワガママな弟の樹、なにより自分が好きな樹が手に入らないからと容姿が似てる幹を代用品にするクズ教師の喬木...皆クズでどうしようもない野郎共。
皆が"樹"しか必要としてない状況で一人傷つき寂しさにうち浸れる幹、そんな大人しく文句も言わない良い子の幹に漬け込むダメなクズ共。
あ-もう200P以上もあるのに最後までムカつきイライラが治まらないままエンディング😠
上下完結で出しててくれて良かったのは、このままでは幹君が報われないからです。
上巻が地獄なら、下巻は天国であることを願い続きを読ませていただきます🙏
泣けるけど、それだけじゃない
幹くんが不憫過ぎて泣ける。生い立ちと周りの大人がクズ過ぎて…。樹くんへの醜悪な憎しみや劣等感が向かってしまうのは仕方ないけど、悲しくて辛い。島崎くんが本当に本当にいい子なので、島崎くんと付き合って欲しいな、と思いながら読んでました。一矢さんは…とにかく、上巻は嫌悪感の塊。クズ過ぎて。はよ、捕まれ!と思う程。樹くんは純粋に兄が好きなんだよね。この双子に確執を植え付けた、両親や親族が憎い。まともな環境だったら、仲良しの双子でいられたのかな…と思うと。
下巻を見て心を落ち着かせる。
好きだわ…
作家さん買いです。先に新作を読んで良かったので、こちらも購入しました。主人公と彼を取り巻く人達それぞれが持つ闇の仄暗い感じに引き込まれました。まだ上巻だけですが、すごく気になる終わり方だったので…下巻も購入します!
Posted by ブクログ
高校進学を機に育ての親の元を離れ生家に戻った幹(みき)。多彩な双子の弟樹と比較され恨みにも近い劣等感を抱える日々。ある時自分の生きている意味も、居場所も失った絶望で生きる気力をなくしていた時に7歳年上の喬木一矢と出会い恋をし、喬木の腕の中にいることで生きる活力を持つことができていた。
だがその喬木の思惑は別のところにあり、あるきっかけで様々な疑惑が出始めたことで綻び始める。
優しくて大人で才能にあふれた喬木の本性、思惑が少しずつ見えてきたときなんてクズだ!と思いました。
弟・樹と比較され続ける劣等感、読んでいて苦しいくらいの幹の境遇にクズ男喬木まで拍車を掛けていて見ていて辛いのですが、すごく引き込まれました。