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幹くんが不憫過ぎて泣ける。生い立ちと周りの大人がクズ過ぎて…。樹くんへの醜悪な憎しみや劣等感が向かってしまうのは仕方ないけど、悲しくて辛い。島崎くんが本当に本当にいい子なので、島崎くんと付き合って欲しいな、と思いながら読んでました。一矢さんは…とにかく、上巻は嫌悪感の塊。クズ過ぎて。はよ、捕まれ!と...続きを読む思う程。樹くんは純粋に兄が好きなんだよね。この双子に確執を植え付けた、両親や親族が憎い。まともな環境だったら、仲良しの双子でいられたのかな…と思うと。
下巻を見て心を落ち着かせる。
作家さん買いです。先に新作を読んで良かったので、こちらも購入しました。主人公と彼を取り巻く人達それぞれが持つ闇の仄暗い感じに引き込まれました。まだ上巻だけですが、すごく気になる終わり方だったので…下巻も購入します!
Posted by ブクログ 2017年09月05日
高校進学を機に育ての親の元を離れ生家に戻った幹(みき)。多彩な双子の弟樹と比較され恨みにも近い劣等感を抱える日々。ある時自分の生きている意味も、居場所も失った絶望で生きる気力をなくしていた時に7歳年上の喬木一矢と出会い恋をし、喬木の腕の中にいることで生きる活力を持つことができていた。
だがその喬木の...続きを読む思惑は別のところにあり、あるきっかけで様々な疑惑が出始めたことで綻び始める。
優しくて大人で才能にあふれた喬木の本性、思惑が少しずつ見えてきたときなんてクズだ!と思いました。
弟・樹と比較され続ける劣等感、読んでいて苦しいくらいの幹の境遇にクズ男喬木まで拍車を掛けていて見ていて辛いのですが、すごく引き込まれました。