あらすじ
世界的ヴァイオリニスト前橋汀子が、いままで語られなかったその人生の歩みを振り返る。冷戦下のソ連への留学、ニューヨークでの修行時代、スイスで師シゲティと過ごした日々……。9月のサントリーホールを皮切りに55周年記念の全国ツアーが、この秋から開催!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
還暦後「昨日と同じ生活ができること」が当たり前とは思えない。同じであることさえ有難い上、まだまだ気づかなかった、知らなかったことに日々出会えるのだが、
ここから更に20年、まだ山を上り続けることもできる!その理由が、最後に明かされているように感じた。
思わず、録画を残しておいた2021年の「徹子の部屋」を改めて再生したみたところ、留学続きでまだ卒業できていなかったため、60才を過ぎてから定時制高校に自転車で通って卒業された、と。
ただ、美しく、恵まれた方なのね、ではないのです。
Posted by ブクログ
日本の代表的ヴァイオリニスト、前橋汀子さんの自伝です。ヨーゼフ・シゲティの直弟子であることは有名ですがなかなかそれ以外が紹介されなかったので彼女のファンならばお読みになってもいいかと。
ただ、全体にたいへんさらっと語られているのでもっと詳しく知りたいなって思うと、若干物足りないなと感じます。聞き書きとかでいいので、もう少し詳細な評伝が出るのを希望します。
彼女自身はとてもあたたかなお人柄で、何よりその演奏が、雄弁にご自身を語りますので、本だけでなくCD聞いたりリサイタルに足を運ぶほうが良いかもしれません。演奏家なのですから、もしかしたらその方が面目躍如かもしれませんね。