【感想・ネタバレ】ほしのこのレビュー

あらすじ

わたしはひとりじゃない。
夜、見上げれば、わたしには
わたしが生まれた
あの赤い星の近くの星が見える。

子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。
芥川賞受賞第一作!

「生きるというのは永遠に巡ってゆく
回ってゆくのだと、流れるイメージの
中でほしのこが可愛く力強く教えて
くれました。天ちゃん、カッコイイ。」
のん(女優・創作あーちすと)

【出てくる人】
天――海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。
ルル――その冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。
飛行機乗り――山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。

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Posted by ブクログ

大人になるにつれて学んだこと。論理性、客観性・・・・。

それらと引き換えに失った子どもの頃に持っていたはずの大切なものたち。

大人になって身につけたフィルターを通さない世界がここにはある。

この作家の本、私は好きです。

0
2020年07月25日

Posted by ブクログ

とっても不思議な世界観でした。

ほかの星から来た子供。名前は「天」。
父が居なくなってから、出会った昆布ばばあ。
飛行機乗り、逃げなかった彼。彼を撃った男。
ルルという小さな子。

もう、いろいろと不思議で誰が誰だか、なにがどうつながっているのか…。
けれど、戦いで傷ついた人や想いは伝わってきて、なんだか哀しくて切ない一冊でした。

0
2017年11月28日

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