あらすじ
日常から、しばし飛ぼう。
心のいちばん気持ちいい場所に触れる、少しふしぎな
オムニバス作品集!
働くネコあり。宇宙からの少年あり。
店長を務める犬あり。影の薄すぎるリーマンあり――
現実以上SF未満、ヘンで優しい世界観の
読切全9篇を収録。
小学館新人コミック大賞出身の、
俊英にして“輝”才の作者・カラシユニコ氏デビュー作!
感情タグBEST3
なんて形容したらいいのかわからない。世界ってこういうもんだよねって認識していた固定観念が緩やかに剥がれていくような、混乱するような、救われるような。わかるのは、よくわからないけれど面白いということだけ。
Posted by ブクログ
久しぶりだな、星4つの漫画の感想を書くのは
原則的に、星5つ埋まるだけ、要するに、強く印象に残った作品しか感想を書かないようにしているから、いつもより、拙さが目立ってしまうかもしれないですが、ご容赦ください
何の気まぐれで、この『メメント飛日常』の感想を書く気になったんだ、そう、他の漫画読みに質問されてしまったら、正直、困る
あえて、ハッキリ言っちゃうが、作品としての質は星2つ分だ。まぁ、つまらない、と言っちゃいそうになるほど
残り二つは伸びしろに対する期待、と思って貰っていい
552円(税別)を損した、と思う訳じゃないが、もうちょい高価だったら、苛立ちを覚えていたかもしれないな・・・
内容は、んー、何っつーのか、よくわからない
シュール、そう表現できれば良かったのだろうけど、それにすら入らない
一体、カラシユニコ先生は、この作品で読み手に何を伝えたかったんだろうか
この先生が、どんな人間なのか、読んでも見えてこなかった。巧みに隠されてるって感じじゃなく、ホントに、中身が無いように感じた。それも、個性と言えば個性なのかもしれないが・・・
なので、このレビューは、自分の感動を他の人にも知ってもらいたいっつーより、他の漫画読みは、この『メメント飛日常』に対し、どんな心証を抱くのか、それを知りたい、教えて欲しい、そんな我儘に近いものだと思ってくれて構わない
あえて、他の漫画読みに言う事があるとすれば、気持ちがマイナス方向に入っている時は読まない方が良い
阿部共実先生や洋介犬先生の漫画も、人の気分を滅入らせるとこがあるにしろ、不思議なもんで、落ち込んでいる時に読むと、その反動で気持ちがニュートラルに戻る事がある
けど、この作品集は、読み手を自力じゃ戻れなくなる位置まで押していく可能性がある。下手すりゃ、穴に落とされる
次回作が出たら読むか、そこも微妙だ。けど、筆は置かないでほしい、そう思うのも事実だ、とても身勝手だろうけど
唯一、私の琴線に触れそうになったのは、7th Fiight「夢売り人の恋」だった。ざっくり言うと、エグい。グロテスクな描写こそないけど、かなり、読み手の胸を掻き毟ってくる。人によっては、不快になるかも。ただ、主人公の苦しむ姿はリアルで、妙に切ない
この台詞を引用に選んだのは、それでいい、と思ったので。人は誰にもなれない。自分らしく生きていくのは難しい、でも、無理に自分らしくない生き方をするよりはマシだ。人生ってのは、自分が何者か、どう生きて行くか、それを考え続ける事か