【感想・ネタバレ】斜陽 アニメカバー版のレビュー

あらすじ

≪「文豪ストレイドッグス」アニメコラボカバー版!≫
没落貴族のかず子は、華麗に滅ぶべく道ならぬ恋に溺れていく。最後の貴婦人である母と、麻薬に溺れ破滅する弟・直治、無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の混乱の中を生きる4人の滅びの美を描く。
<「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?>
中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。
舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これを書いた人は心の傷をよく知る人だなあと言う感じ。太宰も死を恐れていたのか。人の死を恐れる経験があったのか。

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2025年11月06日

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ネタバレ

太宰の作品は初めて読んだが、とてつもない語彙力で自身の心境、思想を語っているように感じた。まるで本当に経験したかのような、読者の心を取り込む文のかき方。上品というか奇抜というか、本当に魅力的な言葉を選ぶ人だなと思った。決して読みやすくはないが、読み終えた時の満足感がすごい。本物の才能を見た。

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2024年06月15日

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ネタバレ

audibleにて。「既読がついたり瞬時にやり取りできるLINEみたいなツールがない時代だと、相手の返事を想像してその先まで書くんだなあ」と、主人公の手紙を読みながら思った。母親のおしっこのくだりで声を上げて笑ってしまったが、終盤の弟の遺書はすごい良かった。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戦前戦中の価値観が、敗戦という日本人にとって大きな出来事の影響で、とてつもなく大きく変化した時代。
これはもう、想像するしかないのだが、その時代に身をおいた人々の混乱はいかばかりか。

太宰治のイメージは、女々しくてグダグダ考えすぎ…な部分もある、なんて若い頃は思ったけれども、歳を重ねた今読むと、また違った印象になるのかもしれない。

上原のあのセリフはちょっとドキッとする。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんどん落ちていく人生だけどその人生がどこか儚げで美しいと思えた。かず子と直治の愛する人への執着という共通点に緻密なストーリー性を感じた。かず子と直治のとる行動の違いと行き着く最後が切なかった。
この時代にも色褪せない文学だった。

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2025年01月18日

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ネタバレ

最初のお母様のスープの飲み方の場面がすごく好き。
太宰治は女性目線が得意だとよく言われるけどまさにこのシーンも女性の純文学作家が書いてるような繊細でうっとりとした雰囲気。
そんなふわふわとした幸福なシーンから始まりどんどん過酷な運命に、そして最後の方何ページも遺書で占められててこんなの有りなんだとなんかロックを感じたけど、この後読んだ夏目漱石のこころはもはや小説半分遺書だったのでさすが日本文学の父でした。。。

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2025年03月24日

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ネタバレ

初めて日本を代表する小説家の本を読んだ。非常に興味深くて読んでて楽しかった、小説でこんなに夢中になれたことはなかった。
途中までは貴族の、のんびりしてる話かと思ってたら
なんだ 恋だの革命だの性欲だの思想だの ぐちゃぐちゃしていて、リアルな人間を言葉で表現しているなと感じた。希死念慮がある時に読まなくてよかった

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2025年12月10日

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ネタバレ

正直あまりよく分からなかったというのが読み終えた後の率直な感想だ。父を亡くし、華族としての家が没落して行くなかで、病気がちな母と戦争帰りの弟とくらす主人公のかず子のそれぞれの心情の移り変わりが滑らかに描かれていたと思う。個人的には「人間は恋と革命のために生まれてきた。」というセリフが1番好きなセリフだ。人間の生というのをこんな短い言葉で言い表してしまうのが流石太宰治だなと感じた。

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2025年10月24日

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ネタバレ

栄枯盛衰。
美しく滅んでいく者。
苦しみ退廃し滅んでいく者。
退廃の最中にいる者。
退廃、滅びを纏い自分に革命をおこし生きていく者。

ふーぅ。

そうでもしないと生きていけないよね。貴族だった人の中にはさ。
かず子は長生きしそうね。。

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2025年08月18日

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ネタバレ

『しくじった。惚れちゃった。』のフレーズに惹かれて読んだが、自分には難しい内容だった。
しかしこのフレーズが読む前と後では強くイメージが変化し、そこが面白かった。
直治の遺書やMCの意味の変化が印象深い。

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2025年08月09日

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