あらすじ
日本にとって喫緊の課題は経済と安全保障の立て直しです。どちらも日本の構造的な部分に根差した問題ですから、抜本的な改善のためには憲法改正が必要になります。国民の生命や財産を守るのは国家の責務です。それを憲法が阻んでいるのであれば、それは憲法のほうが間違っているのではないでしょうか。よく「政治不信」と言われます。読者の皆さんも、あるいは「政治家は嘘つきで、裏で何をしているか分からない」と思っておられるかもしれません。しかし問題なのは、われわれ政治家の側が勝手に「国民不信」に陥り、本当のことを勇気を持って語らずにきたことなのだ――私はそう思っています。わが国は危機的状況にあります。でも、いまみんなで立て直すことができれば、まだ間に合う。そのためには嫌われることを覚悟で真実を語り、国民に判断してもらわなければなりません。だからこそ、私たち自民党は、憲法改正を語り続けているのです。(本文より抜粋)
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Posted by ブクログ
嫌い嫌い言ってるだけじゃ、どうしようもないから、自民党側の意見を読んでみようと思った時に、一番まともに話が出来そうなのが石破さんかな…と。
まぁ、そこは当りで。
当り前っちゃ当たり前なんだけど、彼らも日本を、いぃよ~に打っ壊してやれとか思ってる訳じゃなく、彼らなりに真摯に考えてやってるんだな~って。単なる悪党の悪巧みじゃないんだな~彼らなりに国を想ってるんだなって事が解ったのが、とりあえず収穫。
ただ、この石破さん、なにがこの人をこんなに胡散臭く見せるのかって、よく観察すると、封建時代の主従関係みたいなものを現在の自分の立場に持ち込もうとしてるのが可笑しいんだなって気付く。
身内のはずの安倍さんに対する敬語「全力でお支えする」とか、外の人に向けて書いてる本に使う言葉じゃないよね。イマドキ新入社員だって自分の会社の社長の言葉を社外の人に伝える時に社長に対して敬語は使わない事くらい知ってるよね。その辺が不気味なんだな~って。
きっとこの人は頭イイ人だから、自分が「お支えすべき主君」の為に論戦張ってる。これが、「反原発!護憲!」を唱える人が主なら、それはそれで、ちゃんと説得力のある見解を示すことが出来るんだろう。
その盲従っぷりが、デキル人だけに怖い。
自分は、「国民の皆様」とは一線を画した別の所に居るんだって意識がキモい。
国民の一人として、自民党の一人として、っていう平たい地平に立った発言は一個もない。
せっかく解り易く自民党の見解を説明できてるのに、その立ち位置のせいで、全部が胡乱な印象。