【感想・ネタバレ】テーリー・ガーター 尼僧たちのいのちの讃歌のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年10月15日

これは極めて重要な1冊だ。
特にフェミニズムにとって、重要な思想の歴史になるだろう。

古くは中村元師の翻訳があり、早島鏡正師のものがあり、そういう先人の成果をしっかりと踏まえたものだ。
この翻訳は読みやすいし正確だし、素晴らしい。
後半の、テーリー・ガーターを説明している文章も分かりやすい。
翻訳...続きを読むと、説明と、★★★★★
なぜ岩波文庫じゃなくて角川だったんだろう?とにかく、素晴らしい本だ。

ただし、筆者は法華経信者で、このような学問的にも重要な仕事を、法華経の正当性を語るための材料として使おうとする時だけは、偏狭なカルト信者の本性をむき出しにする。
そこがキモチ悪いので、マイナス★1点。

彼の信仰が何であれ、研究者としては、ひたすら実証主義的で、客観的で、中立的であって欲しかった。

0

「学術・語学」ランキング