あらすじ
下駄を鳴らして歩きたくなる温泉の町、箱根強羅。のどやかな軒並みの中に、その店はある。店主は浮世離れした美しい女性。古物商なのだが、扱う品は変わっている。それぞれが次の持ち主を選ぶというのだ。心ある器物、いわゆる付喪神なのだった。最近出入りする青年には全てが驚くことばかり。だが彼は知ることになる。大切にされた道具には特別な思い出がこもっていることを。身近なものが愛おしくなる、優しさに満ちた物語。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やけに高額買い取りしてくれる古物商。売る人ばかりだったけど商売できていたのだろうか。人間の縁を振り切って物の縁を選んだ結末だが、もともと彼は人との縁が薄かったようだし、これでよいのかも。
Posted by ブクログ
長年使っている物に神様が宿る
付喪神の物語
和製ファンタジーって感じで
私的には楽しめました。
足や手が生えて勝手に動き回るのは
ちょっと困りますがね。
今はディズニーのあの映画や
夜の博物館のあの映画を思い出すような
そんな世界観の物語でした。
物を大切にしよう
感謝しようと
そんな風に思った本でした。