あらすじ
「買ってやってもいいぜ、ただしお前の身体ごとだ」。太平洋戦争からひとり生還した猪狩功(いかりいさお)は殺伐とした焼け野原で生きるため、2人の孤児と闇市で商品を販売中、怪しい男・衣笠と出会う。大金と引き換えに、米軍の物資を横流しするという死と隣合わせの仕事をするが…。今、この東京に一番大事なものは食料と物資だ。その確保のため正式な流通業を始める。先がどうなるかわからない。この混乱の時代をどう生きるか。何もないところから巨大な店舗を各地に切り開いていく創業社長物語。
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敗戦後の世情をよく表現している
劇画っぽい描き方で、敗戦後の世情をよく表現している。敗戦で何もかもが失われた時に、それでもと 事業を立ち上げた主人公の活躍を描いている。特に順調に儲け続けていた闇屋を思い切って売り、小売業に転身する判断など 現代でも参考になりそうな教訓である。