【感想・ネタバレ】喰ったらヤバいいきもののレビュー

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Posted by ブクログ

著者の究極の目標は
「自分の脳みそが、認識を拒絶するくらいの生き物に出会いたい」
この本でもやばい生き物を次から次へと食していくそのさまがおもしろいし何故か爽快。
そして勉強になる。面白かった。


■オニヒトデ
→サンゴを主食
→再生する

■ソウシハギ
→フグの毒のテトロドトキシンをはるかにしのぐ猛毒を持つ
→パリトキシン
→沖縄の普通に店で売ってたらしい
→おばちゃんはなにも言わない
→内臓を傷つけると身にも毒が回る
→熱でも分解されない毒
→命がけで食べるほど美味しくない

■バラムツ
→うまいけど、人間が消化できないワックスエステル(ローソクのロウ)
→刺身は五切れまで
→この人は20切れ食べて、お尻から20時間油が出続けた

■ロウニンアジ
→世界最大のアジの仲間

■ふなくいむし
→キモい、キモい以外の言葉が見つからないほどキモい。
思わず「はわぁぁぁっ・・・!」というエロ漫画の登場人物のような声が出てしまった
 →★笑ったw
→貝の仲間
→先端に小さな貝が二枚付いている
→通った後が巣穴となる
→→穴を掘りながら同時に石灰分を体表から分泌しそれを壁に塗りつけながら巣穴を構築していく
→→これをヒントにトンネル工事で用いられるシールド工法が開発されたのだとか


■体内で電気を生み出し放電できる魚
三種のみ
→シビレエイ 30-100v
→デンキナマズ
→デンキウナギ 最大800v
人は100-200vで電撃死のレッドゾーン
→600vで即死
→デンキウナギやば
→→テラフォーマーズのアドルフ

デンキウナギの口のすぐ後ろに肛門がある
→ながいからだだが、全ての内臓が体の前方2割にある
→胴体ほぼ全てが発電機
→とんでもない進化の仕方"

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2022年01月08日

購入済み

怖いなこの人

ヤバい。食材も食べ方も。
同じ食材でも、もっと安心安全そして美味しく食べられる方法があるはずだ、そう思ってしまう本でした。ただ、純粋に読み物として面白いです。
一つ一つのエピソードが短いのでサクッと読めちゃいますが、正直もうちょっと長めでも良かった。
明らかに有害であろう食材も、そもそもそれ人類の食べ物じゃねえから、と言うものも面白おかしく捕って食べてくれる。
好奇心が満たされる内容であることは間違いありません、個人的には香港のドブで捕ったナマズが面白かった。生物濃縮とかこの人が知っていない訳がないので、どうか身体に気をつけてこれからも活動して欲しいです。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

面白かった!まさに五感で感じる生き物たち。どんな味してるのか、気になるっちゃーなるけど見た目がアレな生き物やドブに住んでる魚を食べる勇気はないなあ。それを〆たからには敬意を持って食べる著者に感動。ただ、明らかにヤバいドブ川にいる魚は食べない方が良さそう。環境が魚をこうまで変えるとは。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

愛するあまり「喰う」ことで五感をフルに使って対象全てを堪能する、パリの佐川くん級の生き物への常軌を逸した愛情が迸る生物ライターの著作。

海・川(ドブ川含む)・陸のあらゆる「絶対食べたら死ぬ」的な食いも食ったり27種の生き物は、日常我々が考える「生き物」の定義を軽く超える禍々しい見た目や臭い、そして毒。それをひっくるめて注ぐ生き物への敬意と愛を前にただ震えて笑うのみ。
捕獲から調理まで全て自力。小柄な女性の背丈ほどある大魚でも100均グッズで釣り上げる。
調味料は、少しでも美味しく頂こうとあれこれ創意工夫する熱意とどんな味であろうと丸ごと食べ尽くす飽くなき好奇心。思わず食べてみたいかも、と身を乗り出しそうになる。
フナクイムシのエイリアンもかくやのグロテスクなビジュアルに美味な味わい。生き物とは、人間とは、生命を丸ごと頂くことへのオマージュに溢れた一冊。

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2017年10月26日

Posted by ブクログ

デイリーポータルZのライターかつモンスターズProショップのボスでもあるところの平坂寛さんの著者3冊目。
基本、ウェブでも公開していた生き物を追っかけて食べる記事の単行本化。
分量も減ってしまっているのでボリュームとしては個々の記事を追うほうがいいけど、まとまっているのはありがたい+著者の来歴の話はすげえ面白かった。

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2017年07月10日

購入済み

面白い!

よくぞ、こんな生き物を食べる気になるなんて!もうただただ尊敬です。本は写真も迫力満点で、読み応えありです。
ただ、電子書籍で読むより、この本に限っては、手に取ってパラパラ眺める方が良いかもと感じました。

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2018年09月02日

Posted by ブクログ

タコでも、ナマコでも、シャコでも、イナゴでも、ウナギでも、
最初に「食べてみよう」と思った人はとても勇気があると思う。

「これ、食べてみようか」という人探究心は、きっと私たちの
DNAに組み込まれているはず。ただ、それが眠ったままでいる
のか、常に活動しているのかが私と著者の違いなんじゃないか。

食べてます。いろんな生き物を。しかも、誰に頼まれたのでも
ないのに「それ、食べて大丈夫なのか?」という生き物を食べ
てます。

冒頭のオオカミウオなんてその見た目だけで強烈なインパクト。
フィリピンの人たちがたんぱく源として珍重しているという
フナクイムシなんてわざわざ食べなくても生活して行く上で
何の支障もないのに食べている。

なぜ、食べるのか。それはひとえに著者の「生き物への愛」ゆえ
なのだそうだ。知りりたい・見たい・触りたい。ここまでは分かる。
もっともっと、生き物を知りたい。だから食べてみるとなると、
理解出来るような、出来ないような。

本書では全27種の生き物を捕獲する過程から調理と食べた結果まで
がかなりコンパクトにまとめられているので、いささか物足りなさ
もある。

文章自体は非常に軽いノリで書かれているので、これは読み手に
よっては合う・合わないがあると思う。私はあまり好きな文章では
なかったわ、残念ながら。同じような文章が多いのが引っ掛かって
しまったのよね。

テレビのバラエティ番組でも活躍中らしい著者である。これからも
見て・捕って・触って・食べてを繰り返して行くのだろうな。くれ
ぐれもお体、お大事にと思わずにいられない。

尚、本書では禁断の美味といわれるバラムツも食べている。人間の
内臓が分解できない脂を持つバラムツ。やっぱり食べるにには紙
おむつ着用が必要なのね。

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2017年10月29日

Posted by ブクログ

内容は前の本とかぶっているところもあるし、一つの生き物につき写真やレシピも入れて4か6ページなので、ちょっと読み足りない。この文字数でおさめるために、随分はしょったのだろうと思われる。正直言って、前の本の方が面白さは上だと思う。

ただ、前の本は写真が口絵以外は白黒だったが、こちらはカラーなので見やすいのと、どうしてこういう仕事をするようになったのかという自伝的なエッセイがあったのは良かった。

しかし、なんというか、体に気を付けてと心から思った。こんなことで死んだらシャレにならない。基本面白おかしく読む本なのに、笑えなくなってしまう。食べること自体の危ないのに、わざわざ咬まれたり、外国で生き物を獲りに行って、ギャングに襲われたりしてるんだもの。小学生でも読めるけど、好奇心旺盛な子どもには薦められません。

食べてるものは、水や水際に住んでるものが多いけど、よく考えたら珍しければ何でもいい訳だよね…と私の隣で寝ている猫を見ながら思った。猫は珍しくないけど、ブルーギルやブラックバスより迷惑だと思い、嫌っている人も多いわけだし、絶滅危惧種でもなく、野良なら所有者もいない。猫も喰っちゃう?(今猫から、凄い目でにらまれた、ような気もする)
哺乳類もありなら、そこも笑えるかどうかの分かれ目になりそうではある。

まあ、とにかくあまり無茶しすぎないで。外国に獲りに行くときの紀行文も面白く書いてくれるといいな。
今流行の?ヒアリも出てます。

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2018年03月17日

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