あらすじ
グーグル、アップルが注目し、日本でも話題の「マインドフルネス」には、集中力アップ、ストレスや疲労の軽減など、多くの効用があることが指摘されている。ただ、「マインドフルネスとは何か?」「なぜ、悩みの解決に役立つのか?」について詳解される機会は多くない。本書は、長年、ビジネスの最前線で活躍する菱田氏とチベット仏教僧院で10年以上修行した牧野氏が、より効果的にビジネスや日常に活かすことを目的に、マインドフルネスの本質に迫った異色の一冊。 【目次】●第1章 マインドフルネスの目的は「認識」することである――認識力のなさが招くさまざまな不都合 ●第2章 理想ではなく、まず現実を見よ――悩みと認識力 ●第3章 物事の「因果関係」を探れ ●第4章 「思考の癖」を認識し、コントロールする方法 ●第5章 暴走する思考、妄想する頭脳――あなたの身近にもいる困った人をどうするか ●第6章 怒りとアンガーマネジメント
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Posted by ブクログ
マインドフルネスとは、今に集中し、心を整えて、客観的に現実を認識するためのトレーニングである。
呼吸の瞑想により、心を元気にする。
疲弊する戦闘モードを避ける。
いまここに集中する。
自分から離れる。
怒りは自分が勝手に作り出している幻想。
認識に始まり、認識に終わる。
Posted by ブクログ
お釈迦様もいきなり叩かれたらむかっと怒る。しかし次の瞬間、その怒りを手放す。冷静になぜ叩いたのか聞く。=怒りを手放してから、次のアクションに移る。
怒るのは、自分への過剰な執着があるから。これを攻撃されると怒る。執着を小さくすれば怒りも小さくなる。
怒りの元から身を離す。山の中や僧院にこもって、穏やかな心で過ごす。
怒りを思いやりなどポジティブな感情に変換する。自分の怒りを鳥の目で見る。
怒りを感じる心は、本来「空」だと考える。怒りを何もせずほっておく。自然に消える。鳥の目で見ることもせず、ほっておく。
怒りは自分が作り出している幻想と思えば、いちいち怒りの相手をしなくてもいい。
怒るな、ではなく怒ったときにどうするか、距離を置く、冷静に観察する、静かに消えるのを待つ。