あらすじ
求愛し続けた騎士ラシッドと想いが通じ、ついに結婚の儀式を迎えたエミーメ姫は大喜び。ところが儀式の最中、姫に恋する大商人の青年ミッテンに雇われた魔導師にさらわれてしまう。エミーメは逃げ出そうとするけれど、ラシッドを殺されたくなければ、キスをしろと迫られ大ピンチ!! さらに、姫救出に奔走するラシッドには危険な悪魔が憑いていると知ってしまって――!? 騎士を愛する姫と、悪魔憑きの騎士のラブファンタジー。
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Posted by ブクログ
最初ラシッドがへなちょこ過ぎて、どうかなぁって思っていましたけど、そんなラシッドは仮の姿でした。掠われたエミーネ姫を追いかけるラシッドは、けっこうがんばってたと思います。
何より、記憶を失うことと、悪魔憑きの自分が姫の配偶者にふさわしくないのではという心の葛藤とか、最後に自分の記憶をすべて悪魔に渡して、エミーメ姫からも自分の記憶を消して欲しいって頼んでるとことかは、ちょっと切なくなりました。
ラシッドに憑いてる悪魔のジャンバラも、ラシッドに記憶を全部持っていってもOKって言われても、吐くほどおいしくない記憶ばかり選んで食べてあげたり、エミーメ姫からは記憶を消さなかったりと憎めないヤツでした。
人型になられたら、ちょっと・・・ですけど。
最終的に、死ぬほどの戦いをしたのに、黒幕が分かったあとは、大団円って感じになったのは、ちょっと拍子抜けかなぁ。まあ、二人がいいなら、いいんですけどね。