【感想・ネタバレ】闇への誘い 居眠り同心影御用１９のレビュー

早見俊

法で裁けぬ悪を誅して首を晒す「闇奉行」に、いま江戸中が大喝采！
人々の熱狂の陰で進行する闇の力による恐るべき企み。

寺社奉行から特命影御用！
折しも最愛の妻が襲われ居眠り同心に闇からの誘い。
闇奉行の真の目的は？

「この世には、罪を犯しながらも裁きを免れて、大手を振って生きておる連中がおる。そうした悪党に天罰を下すのだ」闇奉行と名乗る者の手で、罪を免れた悪党たちの打ち首が辻々に晒されつづける。北町奉行所の元筆頭同心・蔵間源之助は、今は居眠り番と揶揄される閑職だが、闇奉行を喝采する江戸中の熱狂に、恐るべき危うさを感知しはじめていた……。シリーズ第19弾

[ブクログ · ★★★☆☆]

第十九弾
証拠不十分で無罪方面になった者が闇奉行を名乗る者によって仕置き
小人目付と探索に当るが背後に検校と老中を狙う寺社奉行、しかしその裏で賭博、阿片と悪を取り潰し吸収、自分たちの金もうけに、元目付の浪人に助けられながらも見事解決へ

[ブクログ · ★★★☆☆]

早見俊さんの居眠り同心影御用シリーズも第１９巻になりました。「闇への誘い」、２０１６．４発行です。前半はドキドキ感がなく平坦でしたが、蔵間源之助の妻久恵が大怪我をしてからストーリーはいつものシリーズ並みのテンポに。巨悪の誘いに乗らない源之助の正義感がひかります。源之助と久恵が湯治に出かける日も近いことでしょう～(^-^)