あらすじ
十二歳の春、帆高は廃屋で美貌の吸血鬼・リオンと出会う。死人と呼ばれる化物に狙われた帆高を、彼は身を挺して救った。以来、帆高は人の血を吸おうとしないリオンを生き存えさせるため、せっせと食料を運んでいる。彼への想いを「崇拝」という枠に押し込め、ときめきも情動も感じないふりをして。そして現在、大学生の帆高は再び怪異に巻き込まれていた。リオンは躰を張って守ってくれるが、それが自殺願望ゆえと知っている帆高は……。街子マドカ先生の口絵・挿絵も収録。
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Posted by ブクログ
吸血鬼モノ。代々ホー家に仕えるヴァンパイアのリオンは、ホー家の最後の当主を亡くした後、日本のとある廃屋で食事もせず血も飲まず、やがて死ぬことを望んでいた。そんなときであった12歳の子供帆高。幽霊屋敷といわれる廃屋に入り込み、リオンに無理やり食事をさせて生きながらえさせようとする。リオンは死人であるキーツという魔物に狙われていて、リオンに関わる帆高まで巻き込まれてしまい…。ローテンションすぎるリオンと、頑張り屋の帆高の超年の差カプ…ですが、なかなか進展しません!帆高が自分の気持ちを認めずに幾数年…。気の長いお話ですwリオンのご主人様が幽霊で出てくるのですが、結構な美形でかわいらしかったです。
キーツの呪いも、ホー家の契約も無くなったリオンには幸せになってほしいな。