あらすじ
3つの思考ツールで、自立した子に育つ、学力もアップする。世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者が開発した、5歳から使えるシンプルな思考法。論理的に考えて説明できる、対立した状況から創造的なアイディアを生みだす、目標達成の障害に対処する…など、自力でたくましく生き抜いていく力が身につく。
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Posted by ブクログ
内容はTOCfEの教科書ではあるが、そこに留まらない。「子供のため」という体裁をとっているが、タイトルにある通り「考える力」もっと言えば、「自律的に問題を解決していく力」の基礎体力のつけ方を教えてくれる一冊。
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自分でやった方が早いからとよく聞くけど、教えるスキルがないのと相手を思いやる気持ちが不足(か間違った愛情)しているのだと。
クラウド、ブランチ、アンビシャスターゲットツリーで自分の教え方を見直したい。
Posted by ブクログ
考えを整理する、目標に進めための障害を外す、矛盾する課題を解決するなどにおいて、シンプルな思考ツールを用いて子供だけでなく、大人も成長できる。思考ツールは、クラウド、ブランチ、アンビシャスターゲットツリーの3つ。かいはつしたのは、ザ・ゴールの著者エリヤフ・ゴールドラットである。
Posted by ブクログ
子育てを念頭に置いた書。
指示する、答えを教える。から、問いかける。へ。
最初に、どんなことで困っているの?とシンプルに問いかける。
その答えをおうむ返しし、他には?と困りごとをただ聞くだけ。
発言を書き、貼り、残すことで会話がより生産的になる。付箋が良い。
困りごとを聞いた後は理想の状態を聞く。
つまり、困りごとを聞き、そこから理想の状態を作ることで、自分の頭で考えて言葉を紡ぎ出す。それにより、取り組むべき問題を具体的にイメージし、その問題としっかり向き合えるようになる。
子どもとの対話法
1.子どもの困りごとを話題にする。
2.発言をそのまま受け止める。
3.付箋に発言をそのまま書き、貼り、残す。
4.穏やかな気持ちで、言葉が出てくるのを待つ。
5.困りごとを活用して、理想の状態を言葉にする。
相手の立場で考えることは大切。これができるようになると、人間関係がスムーズになる。
対立のジレンマを解消するクラウドという思考ツール。
共通目標の箱1つと要望の箱2つ。行動の箱2つを並べる。この時、行動の箱は対立したものとする。
この箱を埋めた後、要望の箱を両立する方法を考える。
更に行動の箱と要望の箱の斜めの関係に注目する。
何度言っても分からない場合は、ブランチというツールを使い、因果関係を使い、物事のつながりを把握する。
原因の箱と結果の箱を繋げる。
アンビシャスターゲットツリーを使った目標達成のステップ
1.大きな目標を定め、具体的な言葉にする。
2.目標の前に立ちはだかる障害をリストにする。
3.障害を乗り越えた先の中間目標を決める。
4.中間目標を取り組む順番に並べる。
5.中間目標達成の具体的な行動を決める。
これはブレイクダウンしていく考え方である。
コーチングサイクル
1.やって見せ、伝える。
2.質問をしながら、体験させる。
3.グループで練習させる。
4.1人で練習させる。
5.自ら振り返る。
6.フィードバックする。
7.評価させる。
人の成長を阻む要因。
1.できないと思い、挑戦しないこと。
2.失敗を恐れ、行動に移せないこと。
3.成功や失敗の要因を振り返らないこと。
本書は制約理論で有名なゴールドラット氏によるもの。教育のためのTOCと呼ばれる。
子ども達にはもちろん、大人にも有用である。
Posted by ブクログ
クラウド
ブランチ
アンビシャスターゲット
3つの思考ツールを紹介。
現在「子どもへのダメな声かけ例」を、わが家がモデル?と疑うほど忠実に実践しているので、ぜひともこれらツールを駆使して中1と小3に自ら進んで行うやる気と計画性を植え付けたいところですが...
ツールを駆使するに至る前に、子どもらの成長が終わってしまいそうな気がします...
Posted by ブクログ
可視化。振り返り。
子ども自身で考える機会を奪わない。命令しない。
子ども自身が考えられるように支援するツール。
子育てでも仕事でも取り入れたい。
まずは自分がこのツールを使いこなさないと。