【感想・ネタバレ】神様も知らないことのレビュー

あらすじ

15歳の誕生日、私は両親を庭に埋めた――罪なる姉妹たちの汚れたイノセンスコモンウェルス・ブック賞/アレックス賞受賞

その朝、父は誰かに殺され、母は首を吊っていた。15歳のマーニーは、幼い妹ネリーが殺したに違いないと確信し、人知れず死体を庭に埋める。なぜなら幼児性愛の父親はマーニーだけでなくネリーをも弄んでいたのだから。そんな姉妹の姿を、怪訝な目で見つめる隣人レニーがいた。レニーは少年を買春した咎で苛めにあっている老いた同性愛者だった……愛に飢えた姉妹の危険な遊戯が、いま始まる。

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Posted by ブクログ

養護施設に入れられることを恐れた姉妹が、両親の死体を裏庭に埋めることから物語は始まる。
親に愛されなかった姉妹と、その姉妹を見守り庇護し続けた心優しきゲイの老人。
姉(マーニー)の必死さと比べると妹(ネリー)の身勝手・薄情さが、とても目につき、嫌悪感を覚えるほどだった。
そんな姉妹を命尽きる、その瞬間まで愛し守り続けたレニ―の深い愛情に涙がこぼれる。
親からは愛されなかったかもしれない。
でもレニーから貰った愛は、この姉妹の心に残るだろう。

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2018年04月24日

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