あらすじ
プロジェクトマネジメントの能力がある人材が、どの業界でも求められています。
「プロジェクト」とは、「独自の目的・目標を設定し、それを期限までに達成させる一連の活動」のこと。「独自の目的・目標」とは「過去に経験したことのない要素が1つでも含まれている目的や目標」のことです。名称に「プロジェクト」という単語が入っていなくても、「独自の目的・目標」と「期限」が入った仕事や活動であれば、それはプロジェクトなのです。
「プロジェクトマネジメント」とは、端的に言うと「プロジェクトの目的・目標を期限までに達成させるために“やりくり”する手法」のこと。具体的には、「どのような技術を使うのか」「体制はどうするのか」「どのようにスケジュールを立てるのか」「どの程度のコストがかかるのか」など、幅広い範囲を含むものです。
プロジェクト実行に際し、知識が不足していたり、適切な方法・体制を用いなければ、円滑な活動ができず、最終的には目的・目標達成が困難になります。そうした事態を避けるため、「プロジェクトマネジメント」を学ぶ必要があるのです。
本書は、プロジェクトマネジメントの具体的知識とツールを、「目標設定」「計画」「実行」という3つの視点を中心に解説。プロジェクトの進捗に沿って、豊富な図を使って説明しています。
また著者の会社は、約2000名のプロジェクトマネージャーを育てた実績もあり、本書は現場の声を反映。ビジネスストーリーのケーススタディも掲載しています。
多くの仕事や活動がプロジェクトである、と言っても過言ではありません。ビジネスマンをはじめ、プロジェクトを成功させたいすべての人、必読の一冊です!
ISO21500:2012(プロジェクトマネジメント国際規格)に準拠。
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Posted by ブクログ
PM試験対策を通して、理論的な部分は学習できているが実践的な部分をあまり理解していなかったので、本書を手に取った。
以下は個人的にためになったポイントである。まだまだPMという立ち位置ではないが普段から意識して取り組んでいきたい。
・【基本】PMはどうしたら制約の中で目的・目標達成できるかという目的・目標に徹底的にこだわる思考が求められる。
・【目標設定】常にゴールから考える。メンバとの明確な目標共有(イメージがズレていると大変)
・【計画】行動しやすいサイズに細分化する。学生症候群、パーキンソンの法則を意識。QCDの観点を持つ。リスク管理。上り坂、下り坂、まさか!。
・【実行】様々な人間力が必要。キックオフミーティング。衝突は当たり前。自転車とPJは似ていて、こぎ始めが一番力を使うが進み始めると一定の力で一定の速度で進む。
・【思考】制約があるからこそ目標設定、計画、実行ができる。プライベートでもPM思考で考えてみる(スコープvs時間vs資源vsコストの視点)