【感想・ネタバレ】K体掌説のレビュー

あらすじ

謎の新人、その正体はなんと夢枕獏!!

Kは小噺のK、簡潔のK、奇態のK。
つまりKなる体の掌編。これすなわち“K体掌説”なり。

21世紀の稲垣足穂か、はたまた星新一か。
ショートショートに驚異の新人現る。
刊行当時、一体この著者は何者?と話題を呼んだ驚異の短編集。

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Posted by ブクログ

九星鳴『K体掌説』文春文庫。

夢枕獏が敢えて新人の原稿料で、九星鳴の異名で5年掛かりで執筆した掌編小説集。まえがきにも書いてあったが、夢枕獏の初作の『ねこひきのオルオラネ』のような趣の作品であった。夢枕獏、初心に還るといったところであろうか。

ホラー、SF、伝奇物と様々なジャンルの兎に角、不思議な話ばかりがぎっしり詰まっており、掌編とは思えない味わいのある話ばかりであった。

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2017年08月23日

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