あらすじ
ロウソクの火が消えると酸素はどうなる? コーラを飲むと歯や骨が溶ける? ケーキの銀色の粒の正体は? 紅茶にレモンを入れると色が変わる理由は?――人気シリーズ「面白くて眠れなくなる」の第三弾は「化学」がテーマ。中学、高校の理科で勉強する「化学」を題材にさまざまな事象について解説。身の回りのものにこんな秘密があるなんて! と驚くネタが満載です。化学の世界は不思議とドラマに満ちている! 面白く読めて教養も身に付く一冊。 【本書の目次より】爆発とは何だろう?/水を飲み過ぎるとどうなる?/「温泉」「入浴」をめぐるウソ・ホント/「アルカリ性食品は身体によい」はウソ/折り紙の銀紙は金属?/缶詰のみかんのひみつ/洗濯糊で手作りスライム/輪ゴムができるまで/水に沈む氷
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Posted by ブクログ
理系か文系かという選択は、実はその後の人生において極めて重要な判断になる。しかし、その重要性を正確に理解できていない学生も多い。特に、理科系科目は学習の順序が重要だから、どこかで理解できない箇所があると、その後の内容が理解できずに置き去りになる場合が多い。従い、期末単位で復習する学生は良いが、期末試験をひと期間捨ててしまおうなどという勉強法をしてしまうと、取り返しが難しい。そこで取り返しやすいのは、学習に論理的な順序のない文系科目だ。そうやって学習方法により、文系と理系が生まれる。その原因を能力や特性に求めるのは間違いではないが、高校生の分岐点でのタイミングには、寧ろ自らの能力を理解できていない可能性が高い。
長くなったが、そんな時に重要なもう一つの判断材料、というよりも本来はこっちが本質だが、それは興味である。テストの点数ではなく、面白そうという感覚で決めても良いのだ。子供達にはこういう本に、早くから触れさせてあげたい。それも大人の義務だと思う。
Posted by ブクログ
化学の理論をやさしく初心者向けに解説してくれている一冊でした。
『折紙の銀紙は金属?』や『水を飲み過ぎるとどうなる?』といった、大人でも質問されたらしっかり答えられる人は少ないであろうことが化学の視点から勉強できました。