あらすじ
これからの人生に、お金はいくら必要か?安心老後のために、いくら貯蓄すればよいか?
たった1分で計算できる、超シンプルな基本公式の活用法を紹介した完全ガイドブック
【内容紹介】
老後の生活への備えとして、現役時代にどの程度貯蓄することが必要なのでしょうか。この問題には、これまで案外スッキリした答えがありませんでした。加えて、この問題を考えるための簡単で有効な手段がなかったので、多くの人が、現実を見ぬままに成り行き任せで現役時代を過ごし、その一方で、「老後貧乏」におびえる、経済的にも、精神的にも不健全な状態にあります。
時々見かけるのは、「老後の生活にいくらかかっているか?」、「老後の生活費としていくら欲しいか?」といったアンケートに基づく、老後の生活費の目処ですが、この種の問いに対する答えの「平均値」はほとんど用をなしません。なぜなら、人によって、現役時代の稼ぎや生活スタイルが異なるからです。
そこで、個々人の現在から将来にかけての可処分所得(手取りの年収)を基準にして、「老後は現役時代の何倍(普通は「ゼロ点何倍」)の生活をしたいか」に対して「今後の現役時代にどのくらい貯蓄したらいいのか」を求める計算式を作りました。
本書は、東洋経済オンライン(210万PV獲得)や、ダイヤモンド「Zai」などマネー誌で多くの反響をいただいた計算式の基本的な使い方と活用法をやさしく解説したものです。
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Posted by ブクログ
・まず毎月の必要貯蓄額を計算しよう。収入からそれを差し引いた額でやりくりしよう
・手取り-必要貯蓄額がプラスになったらその分をリスク資産としよう。
・リスク資産は、「一年後に最悪で(100回に2回くらいの確率)3分の1損をする可能性があるが、それと同じくらいの可能性で4割儲かることがあり得て、平均的に年率5%くらいのリターンが期待できるもの」と捉えよう。例えば失ってもいい金額が100万円なら300万円を投資に回してOK。最悪で投資額の3分の1失うという計算で。
・リスク資産は、目安として約6割を外国株式のインデックスファンド、約4割を国内株式のインデックスファンドにしよう。
・外国株式は日本以外の先進国23カ国の株式から計算されるMSCI KOKUSAIなどに連動するものが良い。ノーロードの外国株式インデックスファンドで運用管理手数料0.2%程度のものを選ぼう
・日本株式ではTOPIX連動型のETFがおすすめ。運用管理手数料が安いものが多い。また、TOPIXは日経平均よりも上下動が少ない。