あらすじ
二〇二〇年代、AI(人工知能)は人間の知性を超え、二〇四五年には、科学技術の進化の速度が無限大になる「シンギュラリティ」が到来――現在、あらゆる技術は未曽有のスピードで進化し、同時に、これまで富を生んできた多くの技術が「非収益化」し、人間もAIに仕事を奪われる危機に晒されている。そんな中で飛躍的成長を遂げるビジネスとは何か? 企業はどう組織を変革し、人はどんな思考・発想で動くべきか? シンギュラリティに向かう時代のビジネスチャンスを読み解く、必読の一冊。
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Posted by ブクログ
この分野でいずれ大きな革命を起こす可能性が高いのは、なんといっても原子プリンターです。原子を素材として使う3Dプリンターです AI機械ならではの特徴によって、次の店で人間を凌駕することになるとカーツワイルは指摘しています。①機械は人間には到底真似のできない方法で情報を熟成することが可能②機会は完璧に記憶を保存することが可能③機会は絶え間なく最高かつ最新のレベルを維持し続けることが可能 ①デジタル化②潜行③破壊④非収益化⑤非物質化⑥大衆化 ソーラーパネルの進化でエネルギーの価格は0に
Posted by ブクログ
カーツワイルはこれから人類の深化に最も大きな影響をもたらし、
私たちの生活を劇的に変えるものとして、次の3つの革命を上げた。
・G,N,R
・ジェネティック革命
・ナノテクノロジー革命
・ロボティクス革命
ピーター・ディアマンデスは物事がエクスポネンシャルに成長するとき、その多くのケースで「D」の頭文字を持つ次の6つの事象が連鎖反応的に起こるという。
1.デジタル化; Digitalization
2.潜航、欺瞞、詐欺; Deception
3.破壊; Disruption 既存の市場の破壊
4.非収益化; Demonetization 既存のビジネスの非収益化
5.非物質化; Dematerialization 物やサービスが消える
6.大衆化; Democratization 誰でも手にいる
シンギュラリティ大学の創業ディレクターでもあり、自身も起業家であるサリム・イスマイルが提示する指針。
新しい時代に求められる組織を「エクスポネンシャル・オーガニゼーション」
(E×O=飛躍型組織)と名付けた。
これはそのまま彼の著書(マイケル・4マローン、ユーリ・ファン・ギーストとの
共著)のタイトルにもなっている。(邦訳は「シンギュラリティ大学が教える飛躍
する方法」日経BP)
エクスポテンシャルな組織とは、「従業員数や規模と比べるとケタ違いに大きな影響力(あるいは成果)を生み出す組織」のこと。→Uber, Airbnb
E×Oの特徴
MTP; Massive Transformative Purpose; 野心的な変革目標
→Google;世界中の情報を整理する
TED; 価値のあるアイデアを広める
Xプライズ; 人類にとって有益な、飛躍的技術革新を実現する
シンギュラリティ大学; 10億人に良い影響を与える
イスマイル
●飛躍的組織の外部環境的性質;右脳
5つの特徴は「SCALE」
Stuff on Demand
Community & Crowd
Algorithms
Leveraged Assets; 外部資産活用
Engagement
●飛躍的組織の内部環境的性質;左脳
5つの特徴は「IDEAS」
Interfaces
Dashboards
Experimentation; 仮説検証
Autonomy; 自立型組織
Social; ソーシャル技術
シンギュラリティ大学が注目するテクノロジー・メガトレンド
AI、VR・AR、エネルギー(ソーラーパネル)、3Dプリンター、IoT、
ロボティクス、ブロックチェーン、ドローン、ナノテクノロジー