【感想・ネタバレ】悪党芭蕉のレビュー

あらすじ

ならず者と遊び人が集った蕉門、美男弟子との衆道関係、あの句にこめられた危険な秘密……いつしか神格化され「求道の人」のアイドルとなった松尾芭蕉。しかしその素顔は、芥川龍之介に「日本の生んだ三百年前の大山師」と言わしめるほど、凄腕の不良(ワル)だった! 「俳聖」を敢えて俗人と同じレベルで再考し、犯罪すれすれのところに成立した俳諧の真の凄味に迫る、画期的芭蕉論!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめ小説だと思っていたのだが小説じゃなかった。芭蕉論あるいは蕉門論。でもあまり俳論には
深入りしていないところがいいのかもしれない。
衆道関係の記述が多く、そこらアタリが著者の面目躍如というところだろうか。

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2014年03月01日

Posted by ブクログ

松尾芭蕉の本は沢山ある。まだ、3冊ほどしか読めてませんが、この本が一番面白かった。
松尾芭蕉という人間が、のぞける本。こんな風に社会で教えて貰っていたら、国語で教わっていたら、もっと言葉に対しても人に対しても考え方が変わったんじゃないかしらと思う。
なんて破天荒な…というか、やんちゃというか…インテリの風来坊…というか…。
松尾芭蕉で時代劇やってくれないかしら…絶対見るのに…
それにしても嵐山光三郎氏の文献のあさり具合には驚くばかりでした。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

現実の芭蕉はこんなもんだろう。俳聖として作られた虚像。後世に残る様な俳句を創るのだから両刀遣いが丁度かもしれない。

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2011年06月21日

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