【感想・ネタバレ】社会にとって趣味とは何か 文化社会学の方法規準のレビュー

あらすじ

サブカルチャー論・若者論は数多出されたが、その理論と方法が時代とともに更新されてきたとは言い難い。来るべき文化研究の方法規準とはいかなるものか?気鋭の社会学者たちが問う。

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Posted by ブクログ

最初のブルデューについての説明が詳細である。しかし、それ以降の分析について、特に数量的な分析については突っ込みどころ満載なので、学生が卒論を書く場合に、この論文に不足するところを論文とすることができよう。その意味では、卒論を書くためのいい素材となるであろう。

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2020年02月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動物たちの楽園と妄想の共同体が気に入った。
女のBL志向は性愛と関係性を男女間の自分の取り扱いにくいシステムと結婚出産から切り離して消費するための仕掛けであり、既存の性規範が入り込めない仮想的状況としてのBLを用いることで関係性構築の結実としての性愛を作り出すことの共有であると。男オタクの夢と希望とはかなり違うぞ、というのは肌感覚としてとてもよくわかる。
夢と希望はなかなか近くにないもんだなあ。

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2017年07月03日

Posted by ブクログ

あるいは北田先生にとってブルデューとは何か、というのは冗談として、学問的にはブルデューを、そして日本国内においては宮台を越えていくための文化社会学を打ち立てよう、という野心的な本。読者は選ぶし、量的調査に基づく分析で何をやってるかわからないとけっこうしんどい(しんどかった)。
印象論ではない、確固たる趣味論、文化論を考えていくための視座となりうるものなんだろうとは思いつつ。

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2017年04月04日

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