【感想・ネタバレ】殺意の対談のレビュー

あらすじ

人気作家・怜子と若手女優・夏希の誌上対談は、和やかに行われた。……表向きは。実は怜子も夏希も、恐ろしい犯罪者としての裏の顔を持っていて……。対談と心の声で紡がれる、究極のエンタメミステリ。

※本書は二〇一五年六月に『私情対談』として小社より刊行された単行本を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

予想外の連続で気になりどんどん読み進めました。登場人物に色々なつながりや誤解があるのでうまくいかずめちゃくちゃになっているのが面白かったです。

0
2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、ずるい(^ ^;
かなり色々と「禁じ手」を使ってる感じ(^ ^;

体裁としては「短編集」で、
色々な雑誌などに載った対談集を集めた本、
という心づもりで読み始める。

インタビュー記事の合間に、話者の「心の声」が混じり、
段々とその比率が逆転していく(^ ^;
ごく表面的なつながりしか無い、と思われる
対談の参加者達が、実は深いところで意外な関係が、
ということが、読者には徐々に分かってくる。

最初の内は「ご都合主義もここまで突き詰めれば
気持ちよいくらいだ」などと思いながら読み進むが、
徐々にゾクゾクするような要素が増えてきて。

しかも、関係なく独立した記事だと思ってたが、
とある共通点に気がつく...ころに、その「共通点」が
テーマとなった作品が登場して(^ ^;

さらにさらに、後半になると「それまでに全ての話が
すべて深いところでつながっている」ことが判明(^ ^;
登場人物達の狂気は深みを増していく(^ ^;

最初は「お笑い」かと思って気楽に読み始めて、
徐々にじわじわと恐怖感を味わわされ、
最後の最後はちょっとホッとさせられる...
作者の変幻自在なストーリーテリングの技は
見事と言うほかはない(^ ^

いや〜、ちょっと、これは面白かった(^o^

0
2018年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7編収録の連作短編集。冒頭に作者からの注意書きがあるように、「雑誌の対談記事+対談中の登場人物たちの心の声」という形式で書かれている変則ミステリ。要は、記事「大ファンです!(心の声:そんなにファンでもないけどね)」みたいな感じ。ユーモアミステリの空気のために初っ端からとんでもない裏側を持っている二人の対談から始まり、対談で仄めかされた結果が別の対談で話題になったり、登場人物が絡んできたりと、クライマックスの大活劇(?)へと突き進んで行く。そのセリフの裏側でそこまで心の声が言えるか、というツッコミは野暮だし、ご都合主義もここまで盛ってくれたら言うことなし。次から次へと意外な展開を叩き込む終盤は続きが気になってしょうがない。回りくどいミステリだと思わずに、ぜひ最後まで読むことをお薦め。短編としては、2編目のサッカー選手の対談がネタ的にも対談の中で心の声が行き交う設定としてもオチとしても秀逸。

0
2019年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

65

前作に引き続き登場人物がよく出てくるわ~
インタビュー形式の小説で面白かったけど、
インタビューにする必要はあったのか?とちょっと思った。まあインタビュアーが絡むから仕方ないけど。
トリッキーだけど、わたしはもうちょいリアリティあるほうがすきだなぁ。

印象には残る話!

20190903

0
2019年09月17日

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