あらすじ
ひとつきに二度、満月がくる“ブルームーン”の8月、17歳の僕は法事で京都の嵐山にある祖母の家に行った。最初の満月の夜、僕は傘で泉の水をすくっている少女と出会う。「ブルームーンが終わるまでここにいる」という彼女に惹かれていく僕。同じ年なのに不思議な雰囲気の彼女には、大きな秘密があった――「僕はずっと君を、未来で待っている」運命の糸で結ばれた2人を描く、時空を超えたラブストーリー。
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Posted by ブクログ
月とタイムリープが特徴的なとても好みなお話でした。七月隆文さんの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が大好きなので、同じような文章や表現が出てきて二度楽しめました、、、!登場人物が皆素直であったり真っ直ぐな性格なのが良かったです。
Posted by ブクログ
ブルームーンの間に過去に行って恋に落ちる。とても題材はよく、いい話なのですがちょっとインパクトに欠けるかなと思いました。最後はハッピーエンドではあるのですが、少し物足りなさを感じました。
Posted by ブクログ
古くは「時をかける少女」、そしてただいま「君の名は。」が大ヒット中だ。
今このジャンルに手を出すのは、相当危険だぞ。余程の筆力と発想がなければ勝負するのは難しい。
そして読んだところ、残念なことに筆力に凄みを感じない。そして発想も、う~ん、微妙。
ヒロインを「清楚な」、妹を「活発な」と形容詞で表現するのは逃げてるなぁと思う。説明が軽くなっている。
使い古しの表現を多用するたびに、そこが引っかかる。残念ながら作者に筆力がまだ備わっていない。
これが普通の恋愛小説のジャンルだったら、あんまりなぁということで終わっていたのだが、時期が悪い。
今、時間モノの恋愛小説は、作者に余程の自信がないと火遊びになってしまう。
法要で京都に住む祖母の家に帰省した時、僕は泉にたたずむ少女に恋をした。
泉に映った星を、傘で掬いたいという。
彼女をデートに誘おうといろいろ試すが、彼女が泉で待っているのは、6年前に助けてくれた男の子だという。
月に二回満月になることをブルームーンという。ブルームーンの日だけにできることがあるという。