あらすじ
ある事件から、急遽、女王に即位し婿を迎えなくてはいけなくなったロゼリア。
結婚は王族の務めであると割り切り、婿の選出を周囲にまかせたものの、よりにもよって選ばれたのは公爵家のひとり息子、エリック・バージウルスだった。
婚約者に選ばれたことでエリックの態度は横柄になり、ロゼリアを婚約者として支えるどころか邪魔ばかり。ロゼリアは苛立ちで爆発寸前! エリックは「自分を敬え」と傲慢に言い放ち、結婚前に寝所を共にすることまで求め――大爆発したロゼリアが求めたのは、あの腹黒宰相補佐ライフィールだった。
「わたくしと結婚して、わたくしのいちばんそばで、わたくしを支えて」
「はい。僕でよければ、喜んで」
『完璧な王女さま』を演じる快感とストレスを抱える姫さまと、稀代の天才と言われつつ影の薄い宰相補佐の、秘密で秘蜜な婚姻譚。
感情タグBEST3
急展開
ギャグか?と思うほどにヒロインを溺愛していた両陛下が事故で亡くなり、急ぎ結婚相手を探さなければいけなくなったヒロインですが、婚約者として決められたのはいけ好かない男で・・・
辛いことを乗り越えて、ヒーローと結婚できてホッとしました。
裏表のあるヒロインですが、完璧な王女として努力している姿は応援したくなりましたし、ストレスを溜め込んでぬいぐるみにあたる裏の姿も可愛らしかったです。