あらすじ
日本人の20代で約7割、40代後半では約9割に歯周病の何らかの症状が見られます。歯周病が怖いのは、気づかぬうちに進行して歯を失う原因となってしまうことで、現在、日本人の歯を失う原因の第1位です。歯を失えば、食生活の変化のほか見た目も変わるなど、その後の生活に大きな影響が出ます。さらに糖尿病のほか心筋梗塞や脳卒中などの原因となったり、それらを悪化させるなど、全身の健康と深く関わっています。本書は歯や歯周組織の基本的な知識から歯周病の発症メカニズム、最新の治療法、再発を防ぐケアや生活習慣の注意点までを紹介。生涯自分の歯で噛める生活を送るためのガイドです。
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Posted by ブクログ
歯科検診も無理やり定期的に受ける仕組みが必要ですな。それがない以上は、こういう本を読んでおいて自分で知っとかないといけないですな。自由とはめんどくさいものだ。
Posted by ブクログ
【歯周病だけではなく、包括的な情報が得られます】
現在、歯周病が原因の根幹治療を受けています。歯に関しては、子供の頃は虫歯が痛くて眠れないことが多く、成人してからは前歯4本の神経を抜いて差し歯にしたら数十年間も歯周病に悩むことになりました。そして、とうとう本格的に根幹治療が必要になってしまいました。
本書にもありますが、歯周病はサイレントディジーズであり、症状が出たときには中期であったり、終末期であったりします。でも、信頼できる歯科医を見つけるは大変ですし、保険外診療となるので、治療を先延ばしにしてしまいがちです。治療費のことを言えば、どうせ旅行やショッピングに使ってしまうのならば、放置したがために、より高額な治療費を払うことになる前に一念発起した方が安上がりだったりします。
本書では歯周病以外にも、抜歯を選択せざるを得ない状況下でのいくつかの選択肢が紹介されていたり、よい歯科医を見つけるためのアドバイスも載っています。
歯周病にせよ、本格的な治療が必要な時は、セカンドオピニオンすることはもちろんのこと、その歯科医院にある機器などの設備も確認すべきです。今どき、精密さを求められる処置で、マイクロスコープやCTがないところは論外です。あと、毎回の治療後に、その日の治療を撮影した画像や動画を見せて説明してくれると安心できます。
口腔内は、自分には一番身近な場所でありながら、何をされているのか一番分かりにくい場所でもあります。今は80歳までに何本の歯が残せるか、日々のセルフケアも楽しんでいます。