あらすじ
慶長20年(1615年)5月、大坂城落城――。
豊臣氏が滅亡したかに思われたが、じつは7歳の泰姫が落ち延びていた。この泰姫(のちの天秀尼)が宿命を使命にかえて生きていく知られざる姿を、豊臣家、徳川家などの歴史背景になぞって綴る。
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みごと
あまり知られていない天秀尼の生涯を丁寧に説明してくれました。祖母の淀殿や義母の千姫に比べると知名度は低いですが、彼女こそプリンセストヨトミ。苦難多き宿命に立ち向かい、立派に生き抜いた姿に尊敬の念をおぼえました。