あらすじ
「下流老人」「老後破綻」など、高齢者を取り巻く話題は暗いものばかり。こんな世の中だから、ぽっくり消えてしまいたい…なんて、思うのは、まだまだ早い! 健康で人生を面白がる老後じゃないと、生きてる意味がありません。●めし友を持たない老後はさびしい ●人脈筋のいれかえを常に心がける ●色欲減退、目だけはいまだにH系 ●団塊世代の相続問題は骨肉の争い ●親の老後とどう向き合うか… 老後の居場所に人間関係、お金、と気になることはたくさんあるけれど、チンペイ流:痛快に老いを楽しむヒントをまとめました!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルが秀逸。
そうね。そうね。
生活のため、家族のため、毎日身を粉にして働いてきたんだもの。
老後ぐらい好きにさせてよ。
とはいえ、そのために必要なのは「健康、経済、交友交遊」の3K。
健康、経済は言わずもがな。
ただ、現役老人である陳平さんのおっしゃるには、歳をとるとそれほどお金は使わない。
経済評論家やマスコミに踊らされて、悲観的になる必要はない。
所詮経済評論家が言うことは、老人になったこともない若者の机上の空論である、と。
または、金融商品を売らんかなの弁である、と。
だからと言って、楽観にすぎるのも怖いけどね。
そして、妻と食事をしても話すこともなくつまらないだけなので、食事を共にする友だちを持て、と。
食事を共にする友だちはいいとして、妻と食事をするのはつまらんというのは男性の共通認識なんでしょうか?
借金は退職までに返しておけ。
自分が心からリラックスできる居場所を持て。
歳をとったらお金に対する欲を捨てよ。(歳をとってから財テクに失敗すると、取り返す時間がないから悲惨である)
陳平さんが理想とするのは永井荷風の老後。
毎日市川から浅草に通い、劇場で踊り子さんたちと過ごし、舞台の芝居を書き、たまにはお茶目に出演し、女優さんたちと食事などして市川に帰る。
仕事があり、居場所があり、食事を共にする人がいる。
うん。
確かに理想だね。
Posted by ブクログ
一世代上の老人論。
団塊世代に対しての憐れみと優しさが垣間見える。
健康・お金・交友交遊の3Kがポイントという。
具体的には、
めし友を持たない老後はさびしい
若い人たちとうまくつきあう方法
老後の家賃と住宅ローンはきつい
妻よりも家族よりも重要な男のヘソクリ
老後はお金の欲を封印せよ
あたりが納得の評論か。