あらすじ
遂にイスラエルが核兵器を紛失したという事実が明かされ、世界に震撼が走る。
イスラエル政府がすべてはスラトンが仕組んだことだと公表したため、彼はモサドだけではなく、ロンドン警視庁とイギリス軍からも追われる。スコットランドヤードの敏腕警部チャタムに次々と先手を打たれ窮地に陥るスラトン。だが彼は暗殺者としての類い稀なる能力を発揮し、数々の危機をくぐり抜け陰謀の黒幕へと迫る。極限まで追いつめられながらも不屈の精神で戦い続ける最強の暗殺者を待ち受けるものとは――!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あ~、ボスはあいつだったか。
と予想通りの展開。
まぁ、首相になって
というところで、確定でしたね(笑)
でもって、暗殺者というより
逃亡者の匂いがすごいした作品だった
というのが、読み終えた時の感想かな。
Posted by ブクログ
話自体の骨格は良く出来ていた。
無くなった2発の核爆弾、一発は放置され、一発は計画的にリビアに引き渡し爆発させる。まるでトロイの木馬。
陰謀の相手、過去の妻子殺害の真相など伏線も回収されてラストにうまく収斂されているのも丁寧で良い。
取材も綿密に行われているようで、しっかりと読める。
ただし全体的に細部を描きこむシーンが長々とありすぎて、それがリアルと言えばリアルだが物語のテンポを削いでしまっている。たとえばラストの狙撃シーンも買い物や準備のシーンに数ページも費やされている。ここまで描きこむ必要はない気がする。
必要な文章だけにすればずっとテンポも良くなり邦訳で一巻程度にまとまって良かったのでは。