【感想・ネタバレ】希うオリゾンテ【ペーパー付】のレビュー

あらすじ

「カイト、湊音の代わりに俺を抱いてくれないか? 出来るだけ乱暴に」
湊音が死んだ。10年前の、あの夏の夜に――。
高校時代、仲の良い3人組だった渚沙、カイト、湊音。
密かに湊音に恋していた渚沙は、幼い頃からの親友・カイトも湊音が好きだと知りながら、抜けがけのように告白する。
しかしその直後、湊音は帰らぬ人となり…。
逃げるように東京に出て10年、不本意に地元に戻ってかつての恋敵であるカイトと再会した渚沙は、湊音が死んだのは自分のせいだと告げ、贖罪のようにカイトに抱かれるが…。
かつて神様が居たという、夏の盛りの限界集落で静かに激しく繰り広げられる、愛と赦し、祈りと再生のドラマティック・ラブ!

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ネタバレ 購入済み

繊細な切なさ

とても切なく、登場人物の心理描写がすごく繊細に描かれていてじわじわと泣けてくるような作品でした。セックス一回一回にもなにか意味があるのではないかと思ってしまうほどに丁寧で濃い話でした。ど田舎でのセックスは自然な感じというか、人間らしさが増していていいなぁと思いました笑。あとおじいちゃんが可愛いです。近所の人たちの暖かさや、湊音との向き合い方など、カイト以外でも様々な要因が渚沙を救っていたんだと思います。カイトだけなぜカタカナ表記だったのか、それには意味があるのかというところだけわかりませんでした。意味があるのならぜひ知りたいです。

0
2020年01月15日

ネタバレ

心が痛くなる救済BL

表紙とタイトルに惹かれて読んだ。幼なじみ再会愛。
田舎の漁師町で暮らしていた渚沙とカイト。そこに湊音が転校してくる。透明感があり穏やかで優しい湊音に惹かれて、3人でつるむようになる。渚沙はカイトに抜け駆けするように湊音に告白し、次の日、湊音は池で溺れて亡くなってしまう。罪悪感から都会に出て行った渚沙が10年後に故郷に帰ってくるところから話は始まる。
いろいろなすれ違いや思い違いが長い時をかけて救済されていくお話。3人で笑い合う未来が見たかった。

#泣ける #切ない

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2024年06月30日

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