あらすじ
「いつ死んでもいい」なんて嘘。生きているかぎり、人間は未完成。大英博物館やメトロポリタン美術館に作品が収蔵され、一〇〇歳を超えた今なお第一線で活躍を続ける現代美術家・篠田桃紅。「百歳はこの世の治外法権」「どうしたら死は怖くなくなるのか」など、人生を独特の視点で解く。生きるのが楽になるヒントが詰まったエッセイ。
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Posted by ブクログ
文字も大きく読みやすかったです。淡々とした文にご自分の思っていることを柔らかく伝えてくれます。
ほかの方の本棚や、テレビなどで話題に出た本に興味を持つと読もうと思います。
この本もそうでした。
長く生きるということはそんなに悪いことではないな‥‥と自分に言い聞かせる材料になりました。
匿名
篠田桃紅さんの生き方が好き。
初めて著者の事を知ったのがこの1冊だった。
40歳を過ぎての渡米。
100歳を過ぎても尚良い作品を描き続けていた想い。
私のお手本。
Posted by ブクログ
名言は心に響くものと響かないものがある。自分と似た考え方をする記述もあったし、そうでないものもあった。103歳生きるとこういう考えになるんだなあって思った。読んでて元気でる。留年なんて大したことじゃない。
Posted by ブクログ
なんなんだ、この人は!?
103歳!?
嘘でしょー!!!!
と思いながら読みましたー。
いや、篠田桃紅さんだから、こんな考えになるんだろうな。
今回も学ばせていただきました。
「いい加減はすばらしい」
「やっておきたいと思うことは、どんどんやる」
夏目漱石と桃紅さんのお父さんが同い年とか、
芥川龍之介を見かけたことがあるとか、
マジかー!?って思ったよー。
なんか、本当にスゴい世界だね…。
昔は女性の生き方みたいなのが決まってて、
親や先生から紹介された方との見合いとか、
25歳過ぎたら、もぅオールドとか、
「イヤな時代ー(`ε´ )」って思いながら読んだけど、
今の人が自由に生きていられるのも、
桃紅さんとか、自分らしさを忘れてない女性たちの
おかげなんだよね。
きっと、私が明治や大正に生まれていたら、
その時代に流されるようなタイプだったと思うー。
だからこそ、こういう時代にしてくれて
ありがとうございます!!
さて、私はどんな未来を残せるのかなー笑
Posted by ブクログ
✏️ジャクソン・ポロックは150ドルでしか売れなかった自分の描いた絵が、亡くなった後に1億4000万ドルの値がついたことを知らない。
✏️年寄りが昔話ばかりするのは、80歳と90歳では同じ出来事でも違って見えているから
✏️人に何でも頼るのではなく、自分の目で見て考える
Posted by ブクログ
一〇三歳の画家による人生訓。
芯が強く、独立心旺盛で、逞しい女性である。
少しは見習って、強く逞しく生きていきたい。
それにしても、画家は本当に長生きの人が多いな。
Posted by ブクログ
執筆当時103歳の現役の芸術家である著者の人生の生き方、楽しみ方をまとめた本。実は基本的にこのような系統の本は苦手なのだが、読みやすく押し付けがましくない内容でした。
Posted by ブクログ
女性がひとりで生きることに対して今まで以上に不寛容であった時代で、自由を求めて道を切り開いた篠田桃紅103歳のエッセイ。100年という年月は彼女の半分も生きていない自分には壮大で計り知れない。衰えを自覚しつつも、自分のできることに対して常に貪欲であったから、100歳を越えても知性や思考力を維持できたのだろうか。
Posted by ブクログ
100歳を過ぎてる人が多くなったとはいえ、
これだけしゃきっとして 100歳を越えている人は
少ないのでは。。。。
本の内容は 書家というか書道芸術家の著者が
私達に伝えたい思いでした。
著者は今も一人で生活していますが
そこには 誰かに頼るとか 甘えの気持ちは微塵もなく
自分の心に正直に生きている姿は
憧れであり 見習いたいものだと思いました。
おっと、見習いたいなんて 書いたら 著者に
「見習う必要なんてないのよ」と おしかりを受けそうですが・・・
良い刺激を受けました。
私も若い人に刺激を与えられるような
老人になれるよう 日々つとめてていきたいと思いました。