あらすじ
「こうなった以上、放さない。……絶対に」将軍の娘で男爵令嬢でもあるエカテリーナは、大公女マリヤの婚礼のための旅に付き添っていた。だが、そこで敵国となったルーシ大公国のアレクサンドル大公が現れ、エカテリーナは大公女の身代わりとして捕虜となり、皆を逃がす決意をする。その際に「男に酷いことをされそうになったら飲むように」と渡された薬は、実は毒薬ではなく媚薬だった。出生の謎から、宮廷で嫌われ誰からも相手にされず、劣等感を抱いて生きてきたエカテリーナは、成り行きから純潔を捧げることとなった敵の大公アレクサンドルから執着されるようになる。けれど、彼には婚約者と噂される令嬢がいる上に、エカテリーナは敵の将軍の娘かつ人質である捕虜にすぎず……。
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物語は素晴らしかった!
ふと惹かれて買ってみたら素晴らしくよい買い物でした。
エカテリーナの勘違いも色々アレでしたが、実はアレクがずっとエカテリーナを好きで…という筋が素敵すぎる。
レフが残念すぎてがっくりしましたが、エカテリーナの父将軍も思惑が伝わらなさすぎる…!と拳を握ったりしましたが、とにかくラストは大満足。
あの公爵令嬢はムカつきましたが芯が通ってはいたんだな、と哀れだったなぁ。結局、イヤなやつは最初の太公だけでした。そこも好ましかった。
ただ、イラストが残念でした。
イラストが出てくる度にぬおおおおとなりました…コトハ先生とか他にふさわしい人がいたのに…と思いましたが、それを引いても⭐︎5です。