あらすじ
シューズショップで働く裕太は、密かに想いを寄せていた親友の忘れ形見・四歳の竜一を男手ひとつで育てている。客としてやってきた警察官の錦からアプローチをかけられるが、育児と生活で手一杯、恋も娯楽も端から諦めている裕太にはそれを受ける余裕はない。だが錦の大らかさと頼もしさは、裕太たちの張り詰めた生活にやさしく染み入ってきて? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
密かに想いを寄せていた親友の忘れ形見...年端も行かない子を一人で育てるため、その日暮らしで必死に生きている。
それでも不幸とは限らないが、誰かの存在によってもたらされる救いは何ものにも変え難い。
別の作家様で例えるなら凪良先生作品のような、読んでいて苦しいけれども、ただ苦しいだけで終わらないお話。
玄上先生は正当に評価されていないように感じる。
文章がとても素晴らしく、ストーリーテリングも巧み。
匿名
挿絵がないのが残念です。
表紙から受けるポップでライトな印象ではなくシリアスよりなお話でした。
子育てと仕事の両立、しんどさ葛藤と。
とても真面目で真剣なラブ。
こういうの読みたかったから嬉しい。
受けが攻めと出会い幸せになれて良かったです。
エチはラストに一回ですが、慣れてない受けとのシーンも良かった。
Posted by ブクログ
子育てBLって、だいたいの設定が"姉、兄などの身内の忘れ形見"や、"攻めの実子“や、"オメガバース"などが多いのだか、このお話しはさすが作家様、"なぜ攻めがワンオペ育児をしてるのか"?その理由から、引き込まれる。そして、職場や育児の現実を織り交ぜながら、無理なく受けに感情移入させていくのは、作家様の文章力の確かさ。子育てBLが苦手な人でも、オススメ。
頑張る
頑張れるのは大事なものを守るため
ゆーくんは竜くんという大事なものを授かり、頼れる人もなくて
頑張っている
そんなゆーくんに天使は錦くんと巡り会わせた
そんなゆーくんを見ていたお母さんもゆーくんの味方だった
竜くんが大きくなって本当のことを知っても今の関係のままでいてほしい