あらすじ
冷たい雨が降っていたひとりぼっちの夜、私はとある少年に出会った――。朱(あか)と千秋(ちあき)が二人で暮らすアパートに、新しい住人がやってきた。彼女の名はターニャ。恋人に捨てられて行くところがなくなったターニャは、冷たい雨の夜に倒れていたところを朱に助けられ、そのまま彼らと共に暮らすことになったのだ。朱と千秋以外の住人がいない広大なアパート、花瓶に美しく生けられた霞草、そして写真立ての中で微笑む知らない女性……。「この家には私の知らない事が、聞けない事がたくさんある。でもいつか、朱の“色々”を私にも聞かせてくれたら――。」残された人々が纏う物悲しさと、ゆっくりと、だが確実に刻まれていく時間。『彼女はもう死んでいるのに!』、終幕の番外編。
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新キャラのターニャが可愛い!
短いながらも、本編の続編的なストーリーです。
外人ダンサーの褐色娘ターニャが、朱と千秋のアパートに転がり込んでくる流れなのですが、なかなか天真爛漫で可愛いキャラですね。
恋愛エピソードというほどでもないですが、朱とターニャがちょっといい感じなお話です。
ただこれ、気をつけてほしいのが本編の電子単行本には既に収録されている内容です。うっかり新作だと思って買うと、二重買いになるのでご注意(私はやっちゃいましたw)