あらすじ
春になると日本に渡って来て、人間の生活圏で営巣をして繁殖するツバメ。身近な生物ですが、実は渡り、繁殖行動など詳しいことはわかっていません。
オス、メスで協力して巣を作り、仲良く子育てをするツバメですが、実は「浮気もの」で、同じ巣の中に父親が違う子ツバメがいることがあるのです。複数の夫を持つ妻は、夫のツバメを格付けし、その子への給餌も差別するという、ちょっとこわい行動をとることがあるようです。
そんな謎めくツバメの生態、行動をわかりやすく紹介するとともに、科学的な考え方の基本についても著者の視点で語ります。
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Posted by ブクログ
北村亘 著「ツバメの謎」、2015.2発行です。ツバメの寿命は平均して3年ぐらい、長いもので6年ぐらいだそうです。短い生涯、春と秋の2回、東南アジア~日本と苛酷な渡りをしているんですね。小さい虫が沢山生まれる日本で子育てをするためやってきて、人の住んでるところで巣作りを。これは、カラスやヘビなどの捕食者を避けるためかもしれませんね。春と夏の2回繁殖するそうですが、1日につき1つ卵を産み、1回で数個生むそうです。17gのツバメにとて2gの卵は大きく、1度には無理だそうです。同じ家にやって来る。すごいです!
Posted by ブクログ
ツバメが庭先に巣を作り、カラスに食べられてしまいました。そこでツバメを守るためもっとよく知りたいと購入してみました。
読み物としては面白いですが、内容は少し薄く、子供向けですね。
Posted by ブクログ
ふだんツバメが好きで近所の巣を探し回っている一人です。
研究によりわかったことだけでなく、研究方法も記されていて、
読みやすくとっつきやすいながらも、学問的な部分も多かった。