【感想・ネタバレ】ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズムのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

LDA(潜在的ディリクレ配分法)でトピックモデリングを実施し、その本にどういうトピックが含まれているか、またその他機械学習で売れている本とそうでない本の違いを解析した結果が書かれている。
アルゴリズムが選んだベストセラーになる確率が一番高い本は「デイヴ エガーズ」の「ザ・サークル」だったそう。
ジョン・グリシャム、ダニエル・スティールは多くのベストセラーがあるが、アルゴリズムでも説明できたんだそう。
ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストから売れている小説を500冊ほど、それほど売れてない小説を4,500冊ほど選び、それを学習させモデルを作った。4年ぐらい掛けたらしい

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2017年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印象的な箇所のまとめ

・作家にはその作家特融のトピックがあり、読者はそれを求めている。トレードマークのトピックで3分の1を埋めた後は、残りの3分の2を別のトピックでうめて変化をつければ、それまでの本とは違う印象になる。この方程式はずっと続けてていくことができるし、実際、見事に守られている。大切なのは割合だ。3分の1は同じトピック、3分の2は別のトピック。

・小説の語る内容でなく、小説が体験させてくれる内容に大半の読者は反応する。

・ベストセラーの登場人物は積極的に行動し、感情を表現する。そうでない小説の登場人物は受動的。

・ベストセラーのキャラクターは正しいこtこを正しい方法で行うだけでなく、正しく話す。「彼女は言った」と表現すればすむところを他の言い回しで表現しようとすることは、作家にとっては地獄への第一歩。キャラクターが話す時は文脈で読めるようにすべきであって、派手な動詞で無闇やたらに飾り立てる必要はない。

・ベストセラー作家には女性作家が多い。またライター経験者が多い。ライター経験者は読者に伝わるわかりやすい言葉で小説を書く。

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2017年06月18日

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