あらすじ
なぜ日本のGDPは一夜にして16兆円増えたのか? ときに政治家のクビを飛ばすほど重視されるGDPや失業率などの「経済指標」はもはや実態を反映していない――。気鋭の経済評論家が歴史、理論、実態を丹念に解き明かすことで見えてくる「経済のデタラメな真実」とは? 前提知識不要で「経済」がわかる!
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Posted by ブクログ
原題が正しく、The Leading Indicators: A short history of the numbers that rule our world.
経済統計の歴史で、欠乏の時代に作られた、GDPや失業率は現代の先進国にはマッチしていない。また、ITをきちんと使っているわけではなく、恣意性の高いものを高コストで作っている面がある。ただ新しいものにすると、過去との比較ができなくなってしまうのが難点。また幸福のようなものを測る指標はまだ確立されておらず、こういった新しい状況に対しては複数の指標を組み合わせて作ることが今の技術であればできるしそうすべきであるとする。
Posted by ブクログ
経済指標の歴史と限界がよく分かる。
それにしても日本語のタイトルは詐欺に近い。
The Leading Indicators --- A Short History of the Numbers that Rule Our World が原題なのだが。
真の姿を写していないからウソというのはなんだかな~。
デタラメな真実というのもおかしい。
書評で知って予約。結構待って入手