【感想・ネタバレ】声優に死す 後悔しない声優の目指し方のレビュー

あらすじ

「声優になること」が若い世代の夢として挙がることは珍しくなくなったが、
実際に声優になって長く活躍することは、統計上1%にも満たない狭き門である。
よって声優を目指すことは、金銭的にも時間的にも決して小さくないリスクを伴う。

その現実を踏まえたうえで、それでも夢を諦めたくない志望者に対し、
どのようなアドバイスをするべきなのか。
キャリア25周年を迎えてなお一線級で活躍し、10年間養成所の講師も務めてきた関智一が、
「いま声優を目指すこと」について、
“ゲスな”パブリックイメージに反し、意外とマジメに伝える、
声優志望者・新人声優必携の書。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

役者って明確な正解がない分、たどり着くまでの過程も何通りもあって、関智一さんはその中の歩んできた自分の軌跡を丁寧に語ってくれています。
そこにその人として居ること
巴さんと同じ答えだなあなんて考えながら読みました。ヒントがそこら中に散りばめまれてて私のバイブルみたいになってます。

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2024年02月05日

Posted by ブクログ

関智一さんの、これまでの歩みと「声優」への想いがこもった一冊。
もう「目指す」という状態ではないけれど、業界のことや
演じ手として生きることには、大いに参考になり刺激を受けます。
それにしてもそうかー、セキトモさんと同年デビューだったのか。
何だかいろいろ「差」を感じちゃうな…いやいやまだまだ!(`・ω・´)

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすが長く教えているだけあって読みやすく、特に声優として所属するまでの流れは分かりやすい。
今は声優といえばキラキラした仕事だが、その実、何度も振るいにかけられてやっと声優になれた(所属)ものの、その後も「生きながらにして死すp181」ことがないようにオーディションなどで役を勝ち取って戦わなければいけない。
声優志望者が増加傾向であり年々なるのが難しくなっている印象ではあるが、アニメ業界自体も拡大して仕事も事務所の数も増えているため、実際は著者の時代とさほど変わらないとある。
また、演劇に人生が偏りすぎてプライベートが散々たるものであると語る。
袋とじ形式で、匿名質問に答えている。
特に、なぜ男性声優はチェックのネルシャツやファスナーがいっぱい付いた服を着る方が多いのか?という質問が面白かった。(袋とじなのでそれ以上はあえて書きません笑)


一方、養成所が学校化して生徒に過保護になってしまった部分もあり、ハングリー精神が育ちにくいような気がしています。昔は声優になる方法がVeilに包まれていて、数少ない養成所を自力で探して発見した人だけが通うことができました。よって、生徒のモチベーションや積極性が今より相対的に高かったのは間違いなく、その点は昔の環境に学ぶべきかもしれません。p78
腹芸(自身の感情を静的に抑制すること)p107
自分の直しより他人の直しをよく聞きなさいp128

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

そういう年代だからなのか性格なのか親しみにある書きぶり。巻末のおまけも○。自分への指示よりも他人への指示をよく聞くというのはオケでも一緒だなと思うのです。現状がどうなっているか、それに対してどういう観点でどういう言い方で指示を出すのか、指示を受けた結果どう変わるのか。非常に勉強になる。

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2017年08月09日

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