あらすじ
洒脱な文章、洗練された会話、対峙する男と女、息を飲む人生の瞬間、
万華鏡のように混ざり合う虚構と現実……。
「文學界」に掲載された6つの短篇と、書下ろし2篇、
片岡義男のスタイリッシュな世界を堪能できる、魅惑の作品集。
【収録作品】
アイスクリーム・ソーダ
ごく普通の恋愛小説
偉大なるカボチャのワルツ
ゆくゆくは幸せに暮らす
南長崎線路ぎわ
五月最後の金曜日
ジャックはここで飲んでいる
なんのために生きるの
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ゆくゆくは幸せに暮らす
って物語が入ってる。
是非ともあの人に読んで欲しいものだ。
はじめて片岡義男の世界が自分と重なったのかな。
何十年にもわたって読んでたけど
Posted by ブクログ
相変わらずの片岡ワールド。
妙に現実的で具体的な周囲の描写のなかで、機械仕掛けみたいな人間が、一瞬一瞬を丁寧に通りすぎる。
喫茶店がたくさん登場し、コーヒーやお酒、食べ物も色々出てくる。
女性の容姿、服装とともに、そちらの描写も緻密でそそられるな。
Posted by ブクログ
非現実的な乾いた男女の恋物語りは、片岡さんらしいけど、これらの短篇はあまりにもありえないよ。けどこの装丁の50年ほど前のNY写真がとてもすてき。