【感想・ネタバレ】ハロー、ジーニアスのレビュー

あらすじ

「キミを我が第二科学部にスカウトしたい」 陸上の特待生として入学したものの脚を故障した竹原高行に唐突な勧誘の声がかかる。勧誘主の海竜王寺八葉は常識外れの優れた頭脳をもつ“ジーニアス”だったが、無謀な色仕掛けをしたり、実験に没頭するあまり風呂にも入らない、行動も常識外れの女子だった。 仮入部した第二科学部で彼女に振り回される高行。彼を勧誘した海竜王寺の真意は、そして二人の関係の行方は!?

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Posted by ブクログ

読みやすくて、けれど軽くなんて無い、いい青春物語だ。構成も描写もうまくて、新人作品のつもりで読んでいたらびっくりした。要チェック作家です。
ジーニアスという存在、それが生み出した様々なテクノロジー、少子化、そういったSF的な設定が背景にあるのだけど、文中ではそれらについて説明口調にはならず、奇妙な伏線張りもせず、でもしっかりと物語の中で活きてる。なんともうまいなあと思う。
ラノベらしい、続きを予感させる定番の締め方にもソツが無い。というか早くこの物語の、この作家の続きを読みたいと願う。

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2010年12月30日

Posted by ブクログ

学園都市、異能に近い天才、夢破れたスポーツ特待生 キーワードだけ並べると安易なものを感じないでもない。

学生街の描かれ方、設定、人物たち。僕としては結構お気に入り。キャラクターは一歩間違えるとハルヒのでき損ないになり、学園都市もありがちなモノになってしまうところを、少子化やらジーニアスの設定でねじ伏せている感じ。
良い感じのの読み切りで終わったなと思いながら、続きなり物語が幾らでも妄想できるのは良い感じ。続くとしても安易にせず作り込んで欲しいなと思う。

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2010年10月13日

Posted by ブクログ

世界観は好き。全体の構成もストーリも大筋悪くはないのだけど、ちょっと弾け過ぎかなあ~って演出が散見されたのが、個人的に残念に思えた。
シリーズ化する事で、もっと輝きそうな予感がする作品でした。

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2011年02月01日

Posted by ブクログ

これは好感触。ジーニアスと言われる超天才と、怪我によりたった一つの取り柄をなくした元陸上部の、二人の話。寂しがりやなのに孤独を求め、人付き合いが苦手でと、うまくいかない二人のそれぞれの性質に共感。挫折により、今まで見過ごしてきた日常の景色、例えば空の色や街の風景に気付く物語と言ってもいいかもしれない。不器用で人間らしい、他人を求めつつ孤独に近付いてしまう。確かに天才なのに、そんな彼女が勇気を振り絞って前へ進み始めた話。

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2012年07月16日

Posted by ブクログ

思ってたよりもぶっ飛んでいた。キャラクターを上手に作られていて、これからの人間関係がちょっと楽しみだったりする。

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2011年11月17日

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