【感想・ネタバレ】甘い夜伽 愛の織り姫のレビュー

あらすじ

京都の織元の御曹司・未紘(みひろ)は天才的な才能を持つ職人・頼人(よりと)に恋をしていた。淡い初恋は成就し、初めてを頼人に捧げた未紘。けれど幸せの絶頂の夜、火事で頼人は職人としての未来を断たれ、未紘の前から姿を消してしまう。そして五年。織元を継いだものの莫大な借金を抱えた未紘を金で買いたいという男が現れた。それは、あの失ったはずの頼人で!? 以前以上に激しく求める頼人に未紘は……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

陣織職人の家で育った未紘と職人の頼人。

未紘は優しくてとても良い子なのに何故これ程までに、と辛かった。
頼人と結ばれた時に色々と明らかになっていく事柄が次々とあり、そこに火事が起きて頼人は消え5年後に再会。
それも体を買われる為にと。

お互いに誤解や思いがあったけど共に過ごしていくうちにようやくそこも乗り越えてやっと心から信頼しこれから一緒に生きていく事を決意できて良かった。

BL要素もだけど西陣織や京都の雅な風景や雰囲気がとても素晴らしく描写されていて読み応えがありました。

0
2024年02月16日

Posted by ブクログ

不幸続きだった未紘が、憎みながらも忘れられなかった頼人と
誤解が解け、未紘にとって自分の誇りや命よりも
大切にしたいと思っていた西陣織の伝統を一緒に守りながら共に生きていける頼人との絆を取り戻せて本当に良かったです。
複雑な人間関係に未紘も頼人も振り回されているので
重いお話ですが
その分最後に桜の下でこれからもずっと一緒に生きていこうと確かめ合う
ふたりの幸せな気持ちが伝わってきてとてもホッとしました。
読み終わってすぐよりも時間が経つほどにジワーっと
ふたりが幸せになれたことが嬉しくなってくる、そんなストーリーでした。

0
2017年10月16日

「BL小説」ランキング