【感想・ネタバレ】マンガみたいにすらすら読める哲学入門のレビュー

あらすじ

ソクラテスもカントもニーチェも、実は驚くほどわかりやすくて、身震いするほどおもしろい!
「魂? 数学できれいになりますよ」by ピタゴラス
「神からの愛に対し、人々も愛で応えなさい」by イエス・キリスト
「他人も社会もどうでもいい。大事なのは自分だ!」by キルケゴール
代々木ゼミナールで圧倒的人気No.1の講師が、“易しく、おもしろく、テンポよく”教える、王道の哲学者29人。

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Posted by ブクログ

哲学はとっつきにくいイメージがあったが、時代背景×哲学者の個人的経験の2つのアプローチでかなり分かりやすく解説してくれているので、入門としては最適だった。実存主義以降はかなり難しかったので、補填する別の書籍を探したいところ。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

ようやく哲学がわかる年齢になってきたのか、哲学
に関する本に興味を持って読んでいます。

確かにこれは読みやすかったです。

特に19世紀の実存主義の出現の理由は、産業革命
により個人が埋没していったことによる説明には、
肚落ちしました。

産業革命による社会の巨大化は、それだけ社会に
占める「個」の比重が薄められてしまう。そうする
と「個」はどんどん希薄になり、絶対的だったはず
の自分は無残にも「相対化」されてしまうという状
況が実存主義を生み出したという説明です。

また時々マンガのキャラクターになぞられた部分も
若者に向けた理解の手助けになるのでしょう。

こんな時代だからこそ哲学なのか。こんな年齢だか
ら哲学なのか。とにかく今こそ哲学です。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

マンガみたいにすらすら読めるという名前に恥じない、読みやすい本。
でも、文体の軽さに反して、内容は哲学入門に相応しいものだった。

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2022年12月03日

Posted by ブクログ

1.哲学について基本的なことから学びたくなりました。

2.代々木ゼミナールで教えている著者が哲学について解説しています。高校生になると倫理や哲学などの科目が出されますが、受験に必要がないことが多く、苦痛になってしまうことが大半です。そんな経験をした著者が、コミカルに分かりやすく「哲学ってこういう世界」と表してくれているのが本書です。哲学をこれから学ぶ人は本書を手にするのが一番良いかと思います。

3.テンポの良さとコミカルさがたまらなく面白かったです。それだけではなく、大事な箇所はしっかり厚みを持って説明してくれるので、要所は外さないということも意識して読むことができます。
哲学は暇になった時にふと考えるという本書の言葉から「たしかにそうだな」と思いました。つまり、なにかを考えるための準備としては「暇」はとても有効だと言うことに気づけました。
一見して悪く捉えられる「暇」ですが、これはつまり「心にゆとりをもつ」という意味なのではないでしょうか。ゆとりがあるから新しいことを学ぶ空間ができ、アイデアや活動に取り組むきっかけを生むのだと思います。

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2022年04月14日

Posted by ブクログ

「スラスラ読める」とか「何日で読める」とかそういう本はだいたいスラスラ短時間で読めないけど、この本は本当にスラスラスラスラ読めました。
各テーマの概略を説明する時以外、まったく専門用語が出てこなかったこと、専門用語もよーーーく噛み砕かれて説明されていたことがかなり良かったです。
あとがきの「シンクロ」がかなり印象に残りました。

本屋で見つけて、なんとなく買ったのは大正解でした。

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2021年01月08日

Posted by ブクログ

哲学史をざっとさらうのに適した本。かなりくだけた言い方で書いてくれている。しかしやっぱり各哲学者が何を言いたいのか理解するのは難しい。。。各人の著書とかを読めば理解できるかなあ。読んでも理解できない可能性もあるな。
世界史や宗教・社会学とリンクさせて、読み返したい。
著者の個人的な考え・解釈もよく書いてあり、哲学史たちの言わんとするところを理解してない身には有り難かった。普通の感覚でツッコんでくれてるので、そうだよねと思えた。
漫画などを持ち出した変な例えは読み飛ばした。

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

第4章からちょっと理解するのが難しくなってきた
というのも自身の啓蒙思想へのイメージと解説が乖離していたからかもしれない
あと18世紀後半から19世紀前半、階級制度によって得られていた自尊心が制度の揺らぎによって個の存在意義の危機が訪れたくらいの説明は必要だと思う
その点が読んでて違和感があった

マンガみたいにすらすら読めるは間違ってない
砕けた話し口調で私も受験生の時に著者の授業を受けたかったと思うくらい分かりやすい
倫理を受験に使う高校生や文学部系統の大学生、哲学を学びたい初学者におすすめ

ニーチェは前々から興味があったが、ハイデガーの考えも面白いと思った

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2023年10月06日

Posted by ブクログ

代ゼミで公民を担当する講師が軽い語り口で哲学を語ります。特に「いかに生きるべきか」にフォーカスしてます。
入門書はその著者によって取り上げられる面がさまざまなので、幾つか異なる入門書を読むといいと思う…そんな思いを新たにしました。
本書で構造主義を取り上げていないのは残念だけれど、構造主義を入れちゃうと最後が締まらなくなってしまうからでしょうね。
そして、あとがきでジーンときました。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ頭にすらすら入ってきた。歴史との絡め方とか難しい部分の例えによる咀嚼とか、さすが有名講師だなという感じ。哲学の入門の入門としてはすごく良いのでは?全然知らなかった自分ですらここからさらに色々読みたいってなった。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

哲学の話が少しでもわかるようになりたくて入門書として読んだ。
例えば現代でロジカルシンキング、クリティカルシンキングと呼ばれていて何冊もビジネス書が出版されているようなものが実は何十年も前から存在していて、ただラベルが貼り替えられただけだったことに驚いた。

読んでいてたくさんの偉大な哲学者のことを知ったけれど、ぼんやりとでも好みが別れそうだなと感じた。あとちょっと悪酔いする感じがする。

今度はまた時間のある時に、領域を絞って何か哲学関連の本を読んでみたいなと思った。

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

哲学の入口の入口の本。哲学の歴史が網羅的に分かりやすく、コミカルに書かれている。分かりやすさ、読みやすさに比重が置かれていて、一つ一つの説明はやや薄い感じがするので、、この本を読んで共感したり、興味を持った考え方について、さらにそれに関連する本を読んでいったら良いと思う。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

ほんとにすらすら読める。

例えがいっぱい出てきて、たくさん噛み砕いて説明してくれようとしていて、すらすらよめる。

ただしやっぱり哲学そのものがすんなりと受け入れやすいものではない、馴染みのない考え方だったり、前に出てきた用語が後の時代の人のときにも出てきたり(漢字でもない英語でもないので、用語から意味を推察できない)して、読み終えるまで一直線!とはいかない。倫理政経は選択していない素人なので。それでも、「難しくてわかんない!」とはならない面白い。

きっとこの本を読んだだけでは人に説明するには足りないけど、入門として、「ふ〜ん、名前だけ知ってたけどそういう人なんだ」「この有名な言葉ってそういう意味なんだ」の知的好奇心を満たすのには十分。

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2024年05月23日

Posted by ブクログ

クセの強い文章だけど読みやすい。
哲学そのものもそうだけど哲学者本人の面白さも書かれていて楽しめた。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

代々木ゼミナールの講師の著者が
哲学を分かりやすく面白く書く

哲学や世界史を学んで来なかった私
横文字は苦手ながら笑えた

時代や環境が苦しい時
哲学から生き方のヒントを貰える

この本を貸して
新しい世界を教えてくれた知人に感謝

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2023年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯のとおり笑いながら古代ギリシア哲学から20世紀前半までの精神分析学までの流れがわかった。
高校の世界史でプラトンが出てきたときにはすでに誰が誰だかわからなくなってしまっいた私としては、高校のときにこんな本があったらよかったのにと思います。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

時と人の厚み

何かを学ぼうと思って、何かを学んできた人を知って、沢山の生き方を知って、自分の無知を知って、きっと無限に人は学べる
きっと、もう少し、成長できる

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2021年04月03日

Posted by ブクログ

なかなかわかりやすい説明で読みやすかった。でもその体験を活かすためには、まだまだかな。入門としては面白い

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2019年07月21日

Posted by ブクログ

なんか、簡単なことを小難しく言いたくなったので哲学の本でも読もうかと。

でもいきなりプラトンの饗宴とか読むと爆死するのは確実なので哲学史を簡単に振り返った本を読んでみました。

紀元前のギリシアで発展した哲学。
「なぜ太陽は昇るのか?」
「人は死んだらどうなるのか?」
「人はどのように生きるべきか?」 科学未発達の時代に「なぜ?」に答えるために生まれたのが哲学。

しかし、キリスト教の出現により教会の権威を高め、補強するために利用され暗黒時代を迎える。

1,000年以上続いた教会支配も腐敗により衰退。

ギリシア時代の哲学が再発見され自由や解放運動の旗振り役として復活。

戦争などの暗い時代久を経て、フロイトやユングよって心理学の発展に貢献した。

ざっと流し読みでこんな感じで理解した。

じゃあ個別に名の知れた哲学者の本を読むとして、過去から現代に読み進めるか、現代から過去に遡るか、大いに悩む。

正直、どの哲学者もあーだこーだ悩みすぎてて読む気にならない。

簡単なことを小難しく言う気が失せたということ(笑)

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2018年08月05日

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